東京都府中市は、多摩地域中部(都のほぼ中央)に位置し、大化の改新(645年)後に武蔵国の国府が置かれて、市名もそれに由来しています。大正以降には複数の鉄道が敷設され、昭和には軍施設や東芝等の多くの大工場が建設され、戦後もサントリー・日本電気等の工場の進出が続きました。寺社や古代の遺跡も多数あり、小金井市にかけては日本初の公園墓地で著名人の墓所も多い“都立多摩霊園”が広がり、東京外国語大学・東京農工大学の府中キャンパスや東京競馬場(府中競馬場)・多摩川競艇場(青梅市主催)などが立地しています。分葱・小松菜・古代米・多摩川梨等も生産されており、市内には老舗の飲食店や和菓子店などが複数残っています。
1852年創業、100年以上販売を続ける銘菓・鮎もなかで知られる 亀田屋
市役所西のバス停から徒歩3分ほど、京王線・府中駅から徒歩5分ほどの場所、府中市宮西町・旧甲州街道沿いに店舗を構える 御菓子司 亀田屋。1852年(嘉永5年)に創業した老舗和菓子店です。看板商品は、1907年(明治40年)に生まれた府中名物 。鮎もなか。明治天皇の府中での鮎にまつわる出来事を記念し4代目が作られたお菓子で、こし餡・抹茶餡の2種を販売しています。もう一つの名物”鮎の里”や、上新粉だけで毎朝仕込む”焼きだんご”など、“作りを守る”姿勢もこの店の軸となっています。店先や包装紙に残る武者小路実篤の筆文字とともに、府中の記憶として持ち帰れる一軒です。
という、亀田屋さんの外観です。夕方訪問だったので暗い写真で御免なさい。
店内に入りました。小ぶりな店舗の中に、お菓子がずらりと並んでいます。府中名物 鮎もなかの文字も見えますね。
そんな名物・鮎もなか & 鮎の里です。切った姿がまた可愛いですね。
店内には昔の写真も掲載されていました。こちらは大正6年当時の商店街とのこと。
特に世代は書かれていませんでしたが、昔の写真です。今の店舗とは違うので、リニューアル前でしょうね。
新聞記事も掲載されていました。新撰組との関わりについても触れられています。曰く、新政府軍と戦うために出発する際には盛大に見送ったが、負けて帰ってきた時には木戸をしめてひっそりとしていたそう。
と、話がずれましたが、鮎もなかを2種類買ってきました。
中身はこんな感じです。一般的な最中皮がこし餡で、青みかかった皮が抹茶餡です。
都内で鮎のお菓子が買えると知らなかったので驚きました。元々は明治天皇が多摩川の鮎を御賞味されたことに由来するそう。多摩川って鮎も有名だったというか、今も食べられるのですね。また無知を曝け出してしまい恐縮ですが、次のシーズンは多摩川の鮎を食べに行きたい!