石川県七尾市は、能登半島中央部で富山湾・七尾湾に面し2004年(平成16年)に旧七尾市と能登島町などの3町とが合併して発足しました。地名は、七尾城址の山(通称・城山)の7つの尾根(菊尾・亀尾・松尾・虎尾・竹尾・梅尾・龍尾)に由来するとされています。戦国時代は七尾城を拠点とした能登畠山氏が栄え、江戸時代は前田氏の加賀藩(一部天領)に属しました。国内有数の高級温泉街である和倉温泉で知られており、七尾城山焼(陶磁器)・七尾和ろうそく・七尾仏壇等の伝統工芸品があります。白瓜・蕨・茄子・能登牡蠣・蒲鉾・くちこ・このわた・さばこの紫蘇巻・粕漬・灘かぶら寿司等の特産品・郷土料理や大豆飴(州浜)・味噌饅頭等の名物菓子があります。明治初年に鮮魚問屋・定置網漁者として創業し、大正から昭和初期に焼竹輪製造を始めた㈱スギヨは、日本初の蟹風味蒲鉾(珍味かまぼこ・かにあし)の製造・販売元として知られており、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店が残っています。
1912年創業、伝統的な木樽仕込みで醤油を造る 小山屋醤油店 (おやまやしょうゆてん)
七尾駅から徒歩6分ほどの場所にある 小山屋醤油店。幕末から明治にかけてで廻船業・醸造業を行っていた西尾与平氏から、1912年(大正元年)に旅館業を営んでいた小山屋が引き継ぎ醤油造りをさられています。伝統的な木樽(木桶)で仕込む、地元の味を支えている醤油屋さんです。2007年(平成19年)の能登半島地震、2024年(令和6年)の能登半島地震と二度の地震で大きな被害を受けられましたが、苦難を乗り越え醤油造りを再開・継続されています。
という小山屋醤油店さんの外観です。訪問は23年12月で能登半島地震の1ヶ月前となります。
店内には様々なお醤油がディスプレイされていました。手前にあるのがリデザインされたもので、奥にあるのが昔ながらのデザインのものとなります。
こちらが昔ながらのデザインシリーズです。レトロ感あってかなり可愛い。

今回は本醸造の丸大豆醤油を購入しました。
ラベル横側です。原材料は国産大豆・小麦。食塩のみです。
少し濃いめの色味で、旨みと僅かな甘味があり、塩味が抑えられている美味しいお醤油でした。王道の美味しさ。

能登は甘め醤油が多く、小山屋醤油店さんにも甘い醤油のラインナップもあるのですが、木樽で仕込む伝統製法とお伺いしたので、せっかくならと本醸造の甘味・旨味ブーストの無いお醤油を購入しました。いわゆる濃口醤油にあたりますが、全国メーカーのものと比べると僅かに甘味を感じて、これが地元の味の根本にあるのだろうなぁ、と体感することが出来ました。またお伺いして他のお醤油も試したいです。
——小山屋醤油店 基本情報———-
〇創業年 1912年創業 (大正元年)
〇営業時間
・8:00 – 17:00
※定休日なし
〇住所
石川県七尾市相生町41
(公式サイト)⇒ 小山屋醤油店 | 石川県七尾市能登半島にあるお醤油屋さん