山形県のほぼ中央で最上川と寒河江川との囲まれ、県庁所在地の山形市の北東約20㎞の寒河江(さがえ)市は、1954年に西村山郡寒河江町・4村合併で発足し、昭和中期・末期の近隣町間での一部転出・交換を経て現市域となりました。地名由来には、平安期に京都藤原家の荘園として開かれ、相模国寒川(さむかわ)からの移住者が郷里との近似風景から寒川と称し河川増水による入江化により寒河江となったとの説等複数説があります。桜桃(県内生産3位)・ブルーベリー・食用菊(もってのほか)・夏薔薇切り花(全国有数生産)・麺類・味噌・醤油・清酒・煎餅(やみつきしみかりせん等)・青菜漬・鯉旨煮・棒鱈・冷やし鶏肉蕎麦・冷やしラーメン・ひっぱりうどん・芋煮・納豆汁・玉蒟蒻等の特産品・名物・郷土食が多数あり、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品会社などが残っています。
1836年創業、紅花商人の蔵元が守る日本酒蔵 古澤酒造 (ふるさわしゅぞう)
南町通りのバス停から徒歩4分ほど、JR左沢線・寒河江駅から徒歩15分ほどの場所にある 古澤酒造。1836年(天保7年)、紅花商人であった古澤四郎治氏が酒造りを始めたことが創業です。敷地内にある古澤酒造資料館は、1917年建築で1983年まで実際に酒造りに使われていた建物を改装して使っており、その当時の酒造りの姿が展示されています。現在は日本酒造りに留まらず、蕎麦打ち体験施設・居酒屋の運営等、幅広く山形そして寒河江の今昔を伝えられています。受賞歴も数多く、2025年もワイングラスでおいしい日本酒アワード2025、IWC2025、パリ Kura Master 2025、全米日本酒歓評会にて優秀な成績を収められています。
という、古澤酒造さんは山形では珍しく焼酎も作られています。米焼酎・麦焼酎を作っているのですが、どちらも日本酒用の黄麹菌を使って作られているのが特徴です(焼酎だと黒麹・白麹が多い)。
ラベル裏側をどうぞ。国産の大麦と米麹のみです。アルコール度数は25度と一般的な焼酎と同じですね。

黄麹で仕込んだ麦焼酎は初めて飲みました。麦焼酎は良くも悪くもクセがなく飲みやすいものが多い気がしますが、雪原は独特のフルーティーさがあって美味しかったです。麹の力、凄いな。古澤酒造さんは黄麹の米焼酎、つまり日本酒から焼酎を作る雪原も作られているので、今度はそっちも飲みたいです。面白い焼酎って九州以外にもあるのね、とちょっと驚きました。
———古澤酒造 基本情報———-
〇創業年 1836年創業 (天保7年)
〇営業時間
・10:00 – 16:00
※定休日なし
〇住所
山形県寒河江市丸内3丁目5−7
(公式サイト) ⇒ 山形の地酒・日本酒 古澤酒造公式|澤正宗・紅葉盛