鳥取県鳥取市は、全国最少人口・最小人口密度の県庁所在地で、山陰地方で京阪神方面からの東の玄関口となっています。鳥取の名については、古事記に捕鳥納税の記述があり、沼沢湿地帯に捕鳥狩猟民が居たとか、日本書紀に言語不自由な王子が飛来白鳥を見て初めて発語したとの記述がある等の由来説があります。江戸時代は池田氏が治める鳥取藩の城下町で、日本海海岸の鳥取砂丘（天然記念物）や“因幡白兎伝説”で全国に知られ、白兎（はくと）神社は白兔神（因幡白兎）が大国主神（おおくにぬしのかみ）と八上比売（やかみひめ、八上姫）との婚姻を取り持ったことから日本初のラブストーリーの発祥地として“恋人の聖地”の一つに認定されています。二十世紀梨・松葉蟹・モサ海老・白烏賊・鳥取和牛・あご竹輪・とうふ竹輪等の特産品も多く、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店が残っています。