富山県の県庁所在地である富山市は、2005年（平成17年）に旧・富山市と6町村とが合併して発足しました。47都道府県庁所在地中2位の総面積は県の約3割で、1市町村が都道府県に占める割合では全国一です。市域の約6割は林野地で、南部に飛騨高地・南東部に北アルプス立山連峰を望み雷鳥等の動植物が多数生息しています。神通峡・立山カルデラ等の自然景観に恵まれ、富山城等の城址・寺社・温泉地も多く、毎年9月1日から3日の八尾地区の“越中おわら風の盆”は多くの見物客を集めます。江戸時代から“越中富山の薬売り（家庭への置き薬）”で知られた医薬品・薬品原料・漢方薬等の製造・販売やベアリング等の工業機械製造・エレクトロニクス関連産業等が盛んで日本海側屈指の工業都市です。米・梨・葡萄・イチジク等の農産物や富山湾のホタルイカ・シラエビ・ズワイガニ・寒鰤等の豊富な魚介類が特産です。かつては神通川に遡上していた鱒による鱒寿司が名産で、市内には多数の製造・販売店があり、“月世界”等の和洋菓子店・“満寿泉”等の酒蔵や飲食店なども多く、老舗が点在しています。