かつて流れていた汐留川に架かっていた新橋に由来する港区新橋は、1872年(明治5年)に日本で初めて開通した鉄道の起点・新橋駅（後の汐留貨物駅）が開設され発展を遂げました。現在はサラリーマンの街として知られ、多数のオフィスビルが林立し庶民的な飲食店が建ち並ぶ中に、老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店などが数多く残っています。

1900年創業、銀座木村屋より独立した 田村町木村屋

内幸町から徒歩2分ほど、新橋駅から徒歩5分ほどの場所にある 田村町木村屋。1900年(明治33年)に、銀座木村屋さんより独立しお店をオープンしました。店名につく田村町とは、現在の西新橋2丁目近辺となり、そんな田村町にオープンした木村屋さんだ、ということですね。ちなみに私、田村町木村屋さんがあることは存じ上げていたのですが、田村町がどこか知らずにいて、たまたま見つけて入った次第です。街中をよくみて歩いててよかったw。

という、田村町木村屋さんに気がついた理由はこちら。溜池山王から新橋へ向かう途中でこの表記を見つけ、「田村町って新橋あたりのことだったね！」と気が付いた次第です。ちなみに田村町木村屋さんといえばバナナケーキが有名で、お持ち帰り用はここから買うことも出来るようです。

順番逆になりましたが、店舗外観です。この道、何度も通ったと思うのに気が付いていなかった…！

店内に入ります。田村町木村屋さんは洋菓子メインのお店なのです。

今回は店内で頂きました。ダブルケーキセットが気になる…。2個選べるとか天国か。 今回はランチ前だったのでこちらのページのキッシュセットをオーダーしました。自家製キッシュ・サラダ・ドリンクがついています。

で、やってきたキッシュがこちら。素朴で優しい味がして美味しい。毎日食べていると健康になれそう。 セットと別でケーキも別でオーダーしました。ドリンクはキッシュセットのものを同時タイミングで持ってきて頂いた形です。

モンブランをアップで。上品な作りでとても美味しい。僕はこういうケーキが食べたかったのだ、と改めて思った。

銀座木村屋さんは東京、そして日本各地に暖簾分け店があります。都内だと21年6月に閉店されてしまいましたが、1910年創業・築地木村家さんがありました。他県ですと、木村屋関連の中でもっとも店舗数の多い1919年創業・岡山木村屋さん、山形県鶴岡市の1887年創業・木村屋さん等があります。まだ伺えていない木村屋さんもあるので、早く制覇したい！

——-田村町木村屋 基本情報———-
〇創業年　1900年創業 / 明治33年創業
〇営業時間
・8:30～20:00
※土・日・祝日 定休日
〇住所
東京都港区新橋1-18-19
（公式サイト）⇒ 田村町木村屋