千鳥屋宗家で本千鳥と、みたらし団子 / 大阪 中央区 1630年創業 (寛永七年)にルーツ

大阪市中央区は、大阪の伝統的業務地区で、1989年(平成元年)に110年間続いた旧東区と旧南区とが合併して生まれました。旧東区地域は谷町筋の東側が大阪城・難波宮跡や官公庁街で、北東端の城見には弁天島再開発の大阪ビジネスパークがあり、西側は各種産業の大企業本社が軒を連ねるオフィス街です。旧南区地域は堺筋の東側が問屋街と寺町で西側は心斎橋や道頓堀・千日前・宗右衛門町など難波(ミナミ)の繁華街です。歴史と伝統の町の中に老舗の飲食店・和菓子店などが多数残っています。

1630年創業、佐賀県にルーツを持つ千鳥屋宗家

千鳥屋宗家の元となる千鳥屋さんは、1630年(寛永七年)に佐賀県で、「松月堂」という屋号で創業されました。昭和に入ってから、福岡県飯塚に支店として「千鳥屋」を立上げます。その後「松月堂」は閉店し、千鳥屋が本店となりました。

千鳥屋さんには中興の祖と呼ばれる「原田つゆ(故人)」さんがいらっしゃり、その息子さんたちにより4社に暖簾分けされ運営されています。

千鳥屋総本家株式会社
(長男創業。東京都豊島区本社)
・株式会社千鳥饅頭総本舗
(次男創業。福岡県福岡市本社)
・株式会社千鳥屋宗家
(三男創業。兵庫県西宮市本社、大阪市中央区本店)
・株式会社千鳥屋本家
(四男創業。福岡県飯塚市本社)

今回お伺いした千鳥屋宗家さんは、暖簾分けされた3男の方にルーツを持つお店となります。
千鳥屋の歴史はwikipediaに詳しいです。

こちらが本店の様子。常に店員さんが店頭に立っていらっしゃいます。

本店には1階の売店だけでなく、2階に喫茶室があります。出張土産が増えすぎるのも困るので、喫茶室でお茶をしました。
まずはセットのみたらし団子。宗家さんの名物ですね。

そして千鳥屋さんと言えば、の千鳥饅頭もオーダー。千鳥屋宗家さんでは、千鳥饅頭のことを本千鳥と呼んでいます。

開封の図。千鳥の焼き印が千鳥饅頭の印。

中はもちろん白餡。丸ボーロと白餡の組み合わせを考えた千鳥屋さんは本当にすごいと思います。

千鳥屋宗家さんでは、大阪土産として定着しつつあるみたらし団子と、本千鳥の両方を楽しめ、満足な滞在となりました。
千鳥屋さんといえば、のチロリアンが宗家さんだけ扱いがないのですけれど、その代わりに、でもないですが、みたらし団子を是非試してみてください。お土産に買って帰る人が多い理由が分かりますよ。

———千鳥屋宗家 基本情報———-
〇創業年 寛永七年 / 1630年創業にルーツ
〇営業時間
【月~土】10:00~19:00
【祝日】10:00~18:00
※定休日 日曜日
〇住所
大阪府大阪市中央区本町3丁目4-12
(公式サイト)⇒ 千鳥屋宗家 | 千鳥饅頭をはじめとする確かな味わいをお届けします