【22年5月15日閉店】現存する日本最古の中華料理店 聘珍楼 / 横浜 中華街 1884年創業 (明治17年創業)

各所でニュースとなっていますが、2022年の5月15日に移転のため閉店をしていた聘珍楼さんですが、破産手続きを開始されています。本店以外は別法人のため経営を続けるとのことですが、本店が移転復活はもう難しいのかもしれません。とても残念です…。

横浜市中区山下町一帯に広がる横浜中華街は、神戸南京町や長崎新地中華街と共に日本の三大中華街の一つ。江戸時代末期に横浜開港と共に外国人居留地が造成されて欧米人等が集まり、中国人貿易商がその一角に関帝廟を中心に学校などを建て、食料品・雑貨・衣料などの商店が並び始め中華街の原型が出来始めました。当初は現存店も含め数軒だった中華料理店も明治33年(1900年)頃以降には一挙に増加し、大正の震災復興後は本格的な中華街として発展を。今は500店以上の飲食店を始め各種店舗を擁する、東アジア最大の中華街となっており、連日多くの来街者で賑わう名所となりました。明治・大正創業の老舗の飲食店や食品店も残っています。

1884年、現存する日本最古の中華料理店 聘珍樓

約150年前に開校した横浜港には、当時沢山の中華料理店が出来たそうです。その時に出来た中華料理店で現存しているお店の中で、最も歴史が古いのが聘珍楼で、ウェブサイトでもそう歌っています。

日本に現存する最古の中国料理店として多くのお客様にご愛顧頂いております。

※会芳楼、遠芳楼が聘珍樓さんより古くに開業されていますが、両店ともに現存していないため、聘珍樓さんが「現存する日本最古の中華料理店」と書かれているようです。

こちらが聘珍樓さんの入り口。高級感をひしひしと感じますね。

聘珍樓、という名前の由来と店舗の歴史については、wikipediaに詳しくまとまっています。名前の由来は、

聘珍樓の意味は、「聘」は迎える心、「珍」は尊ぶ心。また、別の意味で、「良き人、素晴らしき人が集まり来る館」。

とのこと。1884年に創業された聘珍樓さんですが、関東大震災で崩壊を経験、また第二次世界大戦でも大きな被害を受け、一度は閉業も考えられたとのこと。1960年ごろ、友人にオーナーシップを譲り、現在に続く聘珍樓へとつながっていったそうです。

店名の由来を知ってから店舗をまじまじと見てみると、お客さんとして迎え入れられている感が伝わってくるような?

こちらがメニュー表。老舗だけあって良いお値段するものが多いですね。

びっくりしたのがこちらのお子様プレート。すごい豪華!!!
今回は子供と2人で伺ったので、お子様プレート3000円と、特上海鮮入りチャーハン、小籠包を頼みました。

まずは運ばれてきたのが前菜盛り合わせのようなもの。子供用といっても、もちろんちゃんと作られています。エビマヨヤバかったw。点心、チャーハンと続々と運ばれてきます。

パンダまんは凄く可愛かった!

こちらが特上海鮮入りチャーハン。茶色い色見でパッと見どんな海鮮が入っているか見えていなかったのですが…、

取り分けてみて分かりました。見てこのカニ!

そして小籠包。一個ずつが小分けで運ばれてくるのは初めてです。流石高級店!

今回はせっかくなので美味しいものを食べよう!と豪華な頼み方をしてしまいましたが、聘珍樓さんは横浜名物サンマーメンを産んだ店、とも言われています(玉泉亭さんがサンマーメン発祥という説もあります)。元祖に目がない私としては、次回聘珍樓さんのサンマーメンもチャレンジしたいなと思っています。美味しいに違いない!

———聘珍樓 基本情報———-
〇創業年 明治17年 / 1884年創業
〇営業時間
(月~金) 11:00~15:00 17:00~22:00
(土) 11:00~23:00
(日) 11:00~22:00
※不定休
〇住所
神奈川県横浜市中区山下町149
(公式サイト)⇒中国料理・広東料理|聘珍樓(へいちんろう)

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