ラスボスが居そうな四海樓のビルで、元祖長崎ちゃんぽんを食べる / 長崎 長崎市 1899年創業 (明治32年)

長崎県庁所在地の長崎市は、鎖国の江戸時代は天領でした。オランダ商館があり中国商船来航の出島が、朝鮮貿易の対馬藩と共に国内2か所のみの幕府公認の国際貿易港で、オランダ中心に欧州から多くの外国文化が流入して栄えてきた港湾都市であり、かつて戦艦武蔵を建造した造船の町でもあります。茂木枇杷・長崎和牛・からずみ・長崎かすてら・桃かすてら・ザボン漬・一口香等の特産品・名物や卓袱料理・ちゃんぽん・皿うどん・豚角煮・トルコライス等の郷土料理・地場食品も豊富で、日本三大中華街の一つである長崎新地中華街を擁し、市内には老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店などが多数残っています。

1899年創業、長崎ちゃんぽんを発明したお店 四海樓

長崎駅から車で10分、徒歩で25分ほどの場所にある、四海樓。1899年(明治32年)に、清の福建省から来日した陳平順氏によって、中華料理店兼旅館として創業されました。長崎ちゃんぽん、皿うどんの発祥のお店として知られています(発祥については諸説あり)。

こちらが四海樓の外観。事前に「凄いビルですよ!」と聞かされていたのですが、想像以上でした。ラスボスが居かねない迫力!

四海樓さんは5F建てで、1Fがお持ち帰り用のちゃんぽん等の販売、2Fがミュージアム、3Fが予約専用の洋室、4Fが予約専用の和室です。で、5階が展望レストランになっています。

で、こちらが5Fの展望レストランからの景色。海が見える素敵なレストラン!

こちらがメニュー。創業明治32年、「ちゃんぽん」発祥の店と書かれています。

メニューの中身はこんな感じ。ちゃんぽんと皿うどんを中心に、他にも中華の一品料理も販売されています。メニューには”ちゃんぽんの由来”というコーナーも。福建省出身の初代 陳平順氏が、福建料理をベースに、中国人留学生のために”うまくてボリュームがあり、栄養価が高く安価なメニューを”と考えたのが始まりだそう。 そして”皿うどん”の由来も掲載。こちらも初代  陳平順氏が開発したもので、当初はちゃんぽんのバリエーションの一つだったとか(ちなみに、ちゃんぽんも、皿うどんも他の料理同様、諸説あり、の1説となります)。せっかく発祥の店に来たのですから、ちゃんぽん、皿うどんの両方を食べたかったのですが、この日2回目のランチ(1回目がツル茶んのトルコライス)だったので、両方は泣く泣く断念。今回はちゃんぽんをチョイス。この色見が超カワイイ!クリーム色のスープに、カマボコのピンクと、奇麗な黄色の錦糸卵、フォトジェニックですねぇ。

麺はちゃんぽんらしい太麺。このスープにはやっぱり太麺ですよね!

個人的に大好きな食べ物、ちゃんぽん。そのちゃんぽんの元祖が食べられる、というだけでテンション高かったのですが、ビルのルックス、5Fからの眺め、そして最高に美味しいちゃんぽんと、これはかなり上質なエンタメだな、と思いました。次は元祖皿うどんを食べに行きたい!

———四海樓 基本情報———-
〇創業年 1899年創業 / 明治32年創業
〇営業時間
・11:30~15:00
・17:00~21:00(20:00ラストオーダー)
※不定休
〇住所
長崎県長崎市松が枝町4-5
(公式ページ)⇒中華料理四海樓

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