東京駅のお隣である神田駅近辺にも、様々な老舗が残っています。少し下町の雰囲気も残す神田にある老舗店にお伺いしました。
1869年創業、更科堀井からの初めての暖簾分け分店 神田錦町更科
神田駅から徒歩13分ほど、神保町駅・淡路町駅・新御茶ノ水駅から徒歩10分ほどの場所にある 神田錦町更科。1869年(明治2年)に、1789年創業(寛政元年)の麻布永坂 更科 (現、更科堀井)から初めて暖簾分けを許された分店です。更科系列の暖簾分けには、分店と支店のふた通りがあり、分店が本家の系列の方がオープンした場合、支店は本系以外の方による暖簾分けを指しています。ちなみに初めての支店は、1899年創業の築地にある”さらしなの里”になります。
更科、といえばご存知の通り蕎麦御三家と呼ばれる、「藪」、「砂場」、「更科」の一つとなります。大阪ルーツの砂場、江戸ルーツの藪蕎麦、に対して、更科は長野ルーツのお蕎麦。一番粉を使う、白く高級感なあるお蕎麦であることが特徴です。
という神田錦町更科の外観はこちら。緑色の暖簾が印象的。
店舗の前にはメニュー表も。暑い季節だったので冷やし系のメニューが充実してますね。
店内に入りました。やっぱり冷し計が気になります。
今回は冷しゴマダレ鳥キュウリそばをオーダー。色見的にも、キュウリの緑とカイワレの緑が印象的で美しい!
ゴマダレの味と、蕎麦汁の合わせ技で食べるんですけれど、この味クセになりますね。暑い季節でも食が進む。超美味しい!!
同行者が頼んだのは冷しぶたしゃぶそば。
こちらもカイワレ、海苔がアクセントになっていて美しい。美しい蕎麦、最高だよなぁ。
更科系のお蕎麦は元のお蕎麦が白いので、桜や柚子等を合わせる季節の変わり蕎麦が有名で、今回も季節の変わり蕎麦食べたいなぁ、と思いつつ伺ったのですが、冷し系メニューの充実っぷりに心奪われ、私・同行者共に冷しメニューをオーダーしたのですが、これが本当に最高で。蕎麦ってまだまだ見たことのないメニューが沢山あるのだなぁ、と感動してしまいました。今度は冬メニューも開拓に行きたい!
———神田錦町更科 基本情報———-
〇創業年 1869年創業 / 明治2年創業
〇営業時間
・[月~金]
11:00~14:30
17:00~19:30(閉店)
・[土]11:00~14:00(売り切れ次第閉店)
※日曜・祝日 定休日
〇住所
東京都千代田区神田錦町3-14
(木鉢会 公式ページ)⇒木鉢会|加盟店一覧|神田錦町 更科
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