アメリカ東海岸にあるニュージャージー州。北東部はニューヨーク州に、西部はフィラデルフィアを擁するペンシルベニア州に隣接する、The Garden Stateの名を持つ緑豊かな場所です。イギリスから最初に独立した13州の1つであるニュージャージーには、多くの老舗が残っています。
1796年創業、ニクソン元大統領が愛した Ho-Ho-Kus Inn & Tavern
JFK空港から50分程度、NJ州ホーホークス(Ho-Ho-Kus)にある Ho-Ho-Kus Inn & Tavern。元々は1796年にAndrew Zabriskie氏が息子のための家を作ったことで、その歴史が始まりました。その後、牧師用の住居として使われ、1890年からはレストランとしても使われたそう。長い歴史の中で所有者が変わり、様々な名称を持つにいたりますが、ニクソン元大統領に愛されるほどのレストランとなり、現在も評価の高いレストランとして知られています。
(年代はwikipediaとオフィシャルサイトにズレがありますが、今回はオフィシャルサイトを軸に記載しています)。
というHo-Ho-Kus Inn & Tavernの看板。Ho-Ho-Kusはこの辺りの地名からきています。ネイティブアメリカンの言葉でred ceder=アカスギ(赤い杉)を意味するそう。
こちらが建物の全体像。2009年に1.5万ドルをかけてリノベされたそう。
入り口のドアのシールから、ZAGATやyelpで高評価を得ているレストランであると分かります。 直近の2018、2019もアワードを獲得しています。いやー、期待値あがりますね。
こちらが通して頂いた部屋。モダンだけれど、クラシカルな雰囲気も残す素敵なお店でした。
グランドメニューはこんな感じ。モダンアメリカンキュイジーヌ、って感じで、アメリカで良く見る食べ物ではあるけれど、少しヒネリが加えてある、といった感じです。
グランドメニュー以外に、シェフズスペシャルも。かなり幅広いメニューなだけに迷いますねぇ。
まずはピザ。クリスピーで美味い。何かオリエンタルなスパイスも加わっているのか、後からやってくる香りが素敵。
ホタテのグリル。大量の豆と一緒にやってきました。火の通し方、味付け、どちらも素晴らしい。何だこのお店、凄く美味しいんだけど!
ポークチョップ(だったと思う)。マッシュルームソースが凄く良い。と、下にひいてある、小麦を練ったみたいなもの、が、カレー的なスパイスで味付けされていて洗練されている。いやー、いいね。
こちらはタコ。こちらも穀物系の炒め物と一緒にやってきたんだけど、オリエンタルなフレーバーで美味しい。この味付け、アジアンとアメリカンがバランス良くってとても心地よい。これ日本でも食べられないような味かも!そしてサーモン。こちらはリゾット共に。リゾットはレモンとアスパラガスで味付けられていて、とってもフレッシュなテイスト。お米をこう味付けするの、日本では中々発想が出てこなそう。美味しいよ!クラブケーキはこんな感じ。タルタルソースっぽいものの味付けが抜群。これも最高だった。 ラストのデザート。シナモンが効いてて美味しかったー!
今回は創業年以外あまり調べずに伺い、そこまでの期待値がなかったこともあったため、かなり良いサプライズとなりました。雰囲気も素敵だったし、ものすっごく美味しかったです。進化するアメリカ料理も良いですねぇ。ここはきっとまた来たいなぁ。
———Ho-Ho-Kus Inn & Tavern 基本情報———-
〇創業年 1796年創業
〇営業時間
・Tuesday-Saturday 11:30 am – 10:00 pm
・Monday, Sunday 11:30 am – 9:00 pm
※無休
〇住所
1 East Franklin Turnpike Ho-Ho-Kus, NJ 07423
(公式サイト)⇒Ho-Ho-Kus Inn & Tavern | Top Dining Spot Since 1796