シェ・ヤマライは、広島で牡蠣を食べるファーストチョイス / 広島 広島市中区 1900年創業 (明治33年)

広島市中区は、市内を南流する太田川の河口デルタ地帯で3つの砂州(島)から成り立っており、1589年(天正17年)に戦国大名の毛利輝元が築城(広島城)して城下町として栄えました。以来連綿と周辺の埋立・治水工事が行われ太田川も現在は放水路が本流となっています。江戸期から現在まで発展し続けてきて、今は市のみならず県あるいは中国地方の中心業務地区となっています。臨海部の埋立地は諸工場が立地し、旧太田川下流地区は牡蠣養殖が盛んで多くの牡蠣筏が設置されています。広島城や世界遺産の原爆ドーム・世界平和記念聖堂・広島平和記念資料館等には国内外からの多数の観光客が訪れており、この地区にも老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店などが多数残っています。

1900年創業、江波山の茶屋としてスタートしたフレンチレストラン シェ・ヤマライ

江波トンネル北のバス停から徒歩3分ほど、広島駅から車で20分前後の場所、江波山の上にお店を構える シェ・ヤマライ。1900年(明治33年)に、江波山の頂上で茶屋をオープンしたことが始まりです。創業者の山岡来次郎氏の愛称・山来から「庵・山来」と命名され、麺類・丼物等を提供する和食店へと変わっていきました。戦後の1945年(昭和20年)に和食から洋食店となり、1970年にフランス料理専門店となり、地元の人気No.1フランス料理店に輝いています。シェ・ヤマライさんといえば、牡蠣料理オイスターヴァリエで知られているのですが、これは洋食店時代に生み出されたものです。

という、シェ・ヤマライさんは上述の通り江波山の頂上にあります。タクシーで階段したまで来て、ここからは階段を登りました。

登った先には、コテージっぽい作りのお店が。ここ、ロケーションも最高ですね。THE “R” monthsとあります。牡蠣はRが付く月が季節なのです。1月January、2月FebruaryとRがつきますが、Rがつかない5-8月(May,June,July,August)が季節でない、という意味です。

メニューはこんな感じ。ランチは2,200円、ディナーは3,850円〜、とややアッパーな価格帯です。

店内に入りました。ディナー予約をしています。ナプキンとカトラリーに出迎えられるのは良いですね。

メニュー表です。コースが色々あります。今回はディナータイムフルコースをチョイス。Rが付く月だと、オードブルに名物のオイスターヴァリエが付いてきます。

ディナータイムフルコースはこんな感じです。

こちらはドリンクメニュー。絵が可愛い。

まずは冷製のオードブルから。いきなりワインが欲しくなる。

パンもヨモギやゴマ入りもあって、健康的で嬉しくなりますね。

出てきました、オイスターヴァリエです。殻付きカキのオーブン焼き5種でそれぞれ違う味付けのされた牡蠣が5種類食べられます。この料理、控えめに言って最高です。 季節のスープはコーン系でした。

そしてお魚料理が出てきます。火入がちょうど良いし、ソースも美味い。

口直しのシャーベットを挟んで… 肉料理で優勝します。ちょっと酸味ある甘いソースが肉にめっちゃ合う。ミニサラダでフィニッシュして、最後にデザートです。ババロア的なもだった記憶があるデザートです。美しいですね。

店内に飾られていた掲示物です。グルメキングという地元の番組か何かで、「グルメコンシェルジュ50人が選ぶかき料理の美味しいお店」に選ばれています。食べたから分かりますが、納得感ある。 牡蠣を提供されている米田海産さんとのインタビュー記事。広島愛が伝わってきますね。 他の番組でも第1位に。凄い!

シェ・ヤマライさんは山の頂上というロケーション、山小屋で食べているような雰囲気、バッチバッチの牡蠣料理の名物オイスターヴァリエ、全てが美味しいコース料理と、全てが最高水準でとても良い場所でした。この場所でお店をやると決めた山来氏に感謝ですね。

——- シェ・ヤマライ 基本情報———-
〇創業年 1900年創業 / 明治33年創業
〇営業時間
・12:00 – 14:00
・18:00 – 20:00
※火曜日 定休日
〇住所
広島県広島市中区江波南1丁目40−2
(公式サイト)⇒ 広島のフレンチレストラン シェ・ヤマライ | Hill Top Restaurant in Hiroshima / Chez Yamarai

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です