石川県庁所在地の金沢市は、江戸時代は加賀・能登・越中の三国を治めた加賀藩(102万5千石)前田家の城下町として繁栄。金沢の地名は、芋掘り藤五郎が山芋洗いの際に砂金が出た“金洗いの沢”(“金城霊澤”、兼六園内の金沢神社隣の泉)に由来するとされています。加賀野菜・鰤・ズワイガニ(雌は香箱ガニ)・清酒等の県特産食品を始め、治部煮・かぶら寿司・ごり料理・笹寿司・金沢おでん等の加賀料理・郷土食や各種和菓子等の食・菓子文化も豊かで、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店が数多く残っています。
1911年創業、醤油の街・大野で醤油造りを続ける ヤマト醤油味噌
大野のバス停から徒歩2分ほど、金沢駅から車で15分前後の場所にある ヤマト醤油味噌。1911年(明治44年)に創業された味噌・醤油等の発酵食品を製造販売されている企業です。ヤマト醤油味噌さんが本社を置く大野町は元和年間(1615〜1623)に前田利常の命により、紀州(和歌山)から醤油の醸造技術を持ち帰られた場所で、今も複数のメーカーがこの地で醤油造りを続けられています。醤油5大産地として知られる場所ですね。
というヤマト醤油さんに本社併設の麹パークにお伺いしました。良いネーミングですね。
蔵を改装したかのような見た目が超素敵…!
パーク内にはレストランもあります。発酵食美人食堂と言うお名前。名前へのこだわりが良いですね。
コーヒースタンドでは、コーヒーとソフトクリームも販売されています。
ところどころに飾られている暖簾が全て素敵なんです。
販売コーナーへ伺いました。味噌、醤油がメインですが、ドレッシング等も作られているので、物凄い商品点数です。
麹の手づくりキットコーナーも。いつか作ってみたい。
石川の伝統的調味料・魚醤いしるも販売されていました。
今回はいしるだしを買ってきました。いしるをベースに、使いやすい出汁にしてくれています。
パッケージ裏側です。いしるは、その土地でよく獲れる原材料で作られています。今回のはいわしベースです。
出してみた図。かつお節、みずあめ等で割ってあるので、かなり使いやすい味になっています。素麺用の汁に使ったのですが、魚感強くて美味しかったです。
もう一つ、ヤマト醤油味噌さんのヤマト丸大豆醤油も購入。エイジレスボトルで、酸化し難いのが嬉しいですね。
ボトル裏側です。国産大豆・小麦・食塩・米から造られています。
ボトル裏側です。白山連峰の伏流水と穏やかな日本海がまじわる土地がお醤油を美味しくしてくれているそうです。一汁一菜に一糀ってキーワードも良いですね。
丸大豆で作られた、濃いめのお醤油でした。力強さを感じる味です。
今回はヤマト醤油味噌さん本社に隣接している糀パークへ遊びに行き、沢山の商品を見ることができて楽しかったです。今回別訪問も予定に入っていたためゆっくり出来なかったのですが、次回はゆっくりと滞在して体験やレストランにお伺いしたいです。金沢にはまだまだ行きたい場所ばかりです。
———ヤマト醤油味噌 基本情報———-
〇創業年 1911年創業 / 明治44年創業
〇営業時間
・10:00-17:00
※水曜日、年末年始 定休日
〇住所
石川県金沢市大野町4丁目イ170
(公式サイト)⇒ 金沢・ヤマト醤油味噌 | 健康を願うおもてなしを糀の伝統の地、金沢大野から。