埼玉屋本店で、豆菓子と五穀米を購入 / 東京 八王子 文久年間創業 (1861年-1864年)

東京都八王子市は、安土桃山時代に北条氏照が築城して神仏習合の神・牛頭天王(ごずてんのう)の8人の王子神・八王子権現を祀り“八王子城”と命名したことが地名の由来。徳川家康は交通要衝で軍事拠点であることから八王子千人同心を配置し、江戸時代は関東各地の直轄領(御料)支配の代官18人が駐在しました。都内23区外では唯一の花街も現存し、市内には老舗の飲食店・和菓子店なども点在しています。

文久年間創業、八百屋から始まり 乾物専門店となった 埼玉屋本店

織物組合のバス停から徒歩1分、八王子駅から徒歩17分ほどの場所にある 埼玉屋本店。文久年間(1861年-1864年)に、八百屋として創業し、食品の仲卸業へと業態変更、その後明治に入ってから現在のご商売である乾物類の取り扱いを始められます。乾物専門店となられたのは平成に入ってからなのだとか。埼玉屋本店の埼玉の由来はわからなかったのですが、一時期親戚の方が別の場所で埼玉屋を営業されていたため、そちらと区別するため埼玉屋本店とされたそうです。

という、埼玉屋本店さんの外観。お店の前を通った時に「歴史ありそう!」と思って入りました。

店内に入ると豆や雑穀、椎茸、鰹節、お味噌等が物凄い量並んでいました。これは楽しすぎるお店だ…。

こちらはお味噌のコーナー。作り手が見えるのが嬉しい。

こちらはお出汁になる系、と区切れば良いかしら。

くるみも売っていました。 こちらは豆系が中心です。 雑穀も売っていました。美味しそう!
ということで買ったものです。磯小判というミックス系の豆菓子。 圧倒的に美味しい子が沢山入ってました。幸せ。 直火焙煎素焼きアーモンド。糖質制限の味方ですw。

そして五穀ブレンドも買ってきました。綺麗に五層に分かれているのが良いですよね。

裏側です。麦、黒米、赤米、もちきび、ひえ、の5種類が入っています。 ご飯に入れて炊いた図。もちもちしていて最高に美味い。

これだけ種類豊富な乾物屋さんに入ったのは久々だったので、軽く興奮しつつ物色していました。仕事帰りだったので沢山は買えなかったのですが、豆類も色々買ってみたかったなぁ。八王子はたまに行く機会があるので、その際に買ってきたいと思います。

埼玉屋本店さんの情報は、日本かんぶつ協会さんのインタビュー(PDF)に色々載っていて面白かったです。かんぶつ離れと共にクレームが増え(硬いままで煮えないとか)、それに対して詳細なレシピを用意しクレームを減らした、のエピソードは、自分も陥りそうで怖いなと思いました。日常で無くなったものから使い方って忘れられてしまうのでしょうね…。その問題意識もあってか、埼玉屋本店さんは、味噌づくり教室やイベントもやられているそうです。家が近かったら行きたかった!

——- 埼玉屋本店 基本情報———-
〇創業年 文久年間創業 (1861年-1864年創業)
〇営業時間
・10:00~19:00
※日曜日 定休日
〇住所
東京都八王子市八幡町3-19
(公式サイト)⇒ SAITAMAYA mix&mix_ONLINE SHOP

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です