割烹 伊奈喜(いなき)で、季節のご飯を / 東京 八王子 1906年創業 (明治39年)

東京都八王子市は、安土桃山時代に北条氏照が築城して神仏習合の神・牛頭天王(ごずてんのう)の8人の王子神・八王子権現を祀り“八王子城”と命名したことが地名の由来。徳川家康は交通要衝で軍事拠点であることから八王子千人同心を配置し、江戸時代は関東各地の直轄領(御料)支配の代官18人が駐在しました。都内23区外では唯一の花街も現存し、市内には老舗の飲食店・和菓子店なども点在しています。

1906年創業、天ぷら屋として創業し割烹へと転換した 割烹 伊奈喜(いなき)

八日町4丁目のバス停から徒歩1分ほど、八王子駅から車で8分前後の場所にある 割烹 伊奈喜。1906年(明治39年)に、伊奈喜一氏が八王子横山町で天ぷら店を創業したことで、その歴史が始まります。伊奈喜さんは八王子で三業組合の発足に関わり、八王子花柳界との関わりを持つ歴史あるお店。現在は割烹として天ぷらを中心にしつつも、季節のお料理を出されています。

という、伊奈喜さんの外観がこちら。現在の店舗のある八王子市八日町へは2005年(平成17年)に移られています。 もうちょっと引きだとこんな感じです。 まずはお豆腐が出てきました。
続いて前菜盛り合わせ的なもの。白魚の煮凝り的なものや、稚鮎の南蛮漬けなどなど。 ついで若竹煮です。春の出会いものですね!(4月にお伺いしています) そしてお造り。甘エビ?とイカがとても印象的だった。

ついで焼き物。ご飯欲しくなりますねはっぴょ そして、ホタルイカとタコの酢の物。こちらも春の香り! 炊き合わせも、出汁が美味しくって最高でした。 そして創業期から自慢の天ぷら! 〆はお蕎麦でした。お蕎麦で終わる割烹も素敵だなぁ。

歴史と伝統を守る和食店は、季節感を感じられる料理がたくさん出てきて、四季毎に楽しみが変わるのが良いですよね。今回は春だったので、春の出会いものである海の幸・ワカメと山の幸・筍を煮た若竹煮をいただけました。今シーズンもたくさん食べたなぁ。ホタルイカも、春!て感じがしましてよかったです。今度は別の季節にも食べに行きたいなぁ。

——- 割烹 伊奈喜(いなき) 基本情報———-
〇創業年 1906年創業 / 明治39年創業
〇営業時間
・【月~土曜日】
11:00~15:00(L.O14:30)
17:00~21:00(L.O20:00)
・【日曜日】
11:00~21:00(L.O20:00)
※水曜日、年末年始 定休日、夏季休暇あり
〇住所
東京都八王子市八日町5-17
(公式サイト)⇒ 八王子 割烹伊奈喜(いなき)

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