古くは大宝律令(701年完成)で、敦賀と名付けられた福井県敦賀市。日宋貿易の拠点として、北前船の寄港地として、古くから栄えました。北前船で昆布が運ばれてきたことで始まった昆布加工業は、今もこの街に息づいており、昆布加工シェアは日本トップを保ち続けています。そんな敦賀の老舗店に訪問してきました。
1871年創業、曹洞宗大本山永平寺の御用商である昆布店 奥井海生堂
敦賀駅から徒歩16分ほどの場所、車で4分の場所にある 奥井海生堂。1871年(明治4年)に、奥井半吾氏によって創業された昆布問屋さんです。敦賀に数ある昆布屋さんの中でも、曹洞宗大本山永平寺の御用商であった名門の一つ。昔ながらの昆布の扱いはもちろんのこと、様々な新しい昆布の加工品も販売されています。
という奥井海生堂さんの外観はこちら。かなりモダンなカッコいい建物です。
中に入ると昆布と、昆布加工品が数多く並んでいます。美味しそうだなぁ。 お菓子や振り掛け、出汁等々沢山あって見ていて飽きません。
どれにしようか悩んだ結果、こちらの炊き込みご飯の素を購入。炊飯器に昆布をどかんと入れる、豪快なやつです。
セットはこんな感じです。具材と昆布。この昆布の豪華さよ!
炊きあがったご飯がこちら。昆布出汁の旨み全開で凄い!これ、過去食べた炊き込みご飯のトップランクに入る美味しさ!!!ちなみに昆布は切って、具材として食べます。出汁が出た後なのに十分美味い。昆布 is 神。
気になる商品をもう一つ買ってきました。ひとふり昆布、というふりかけ的な昆布。
ご飯にダイレクトにかけて食べてみました。ご飯にかけても美味いし、これ塩キャベツとかに乗っけても美味しそう!
元々昆布好きでありますが、奥井海生堂さんの昆布を使った炊き込みご飯、こういうパッケージで作る系では、過去最高といっていいレベルの美味しさ!これはまた買いたい…。が、敦賀は遠いな、と思っていたらECでも買えるし、そもそも東京にも日本橋と、池袋の2店舗ありました。今度東京の店舗へ行って、炊き込みご飯の素買ってきたいと思います!
—— 奥井海生堂 基本情報———-
〇創業年 1871年創業 / 明治4年創業
〇営業時間 ※定休日なし
〇住所
福井県敦賀市神楽町1丁目4-10
(公式サイト) ⇒ 奥井海生堂