広島市中区は、市内を南流する太田川の河口デルタ地帯で3つの砂州(島)から成り立っており、1589年(天正17年)に戦国大名の毛利輝元が築城(広島城)して城下町として栄えました。以来連綿と周辺の埋立・治水工事が行われ太田川も現在は放水路が本流となっています。江戸期から現在まで発展し続けてきて、今は市のみならず県あるいは中国地方の中心業務地区となっています。臨海部の埋立地は諸工場が立地し、旧太田川下流地区は牡蠣養殖が盛んで多くの牡蠣筏が設置されています。広島城や世界遺産の原爆ドーム・世界平和記念聖堂・広島平和記念資料館等には国内外からの多数の観光客が訪れており、この地区にも老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店などが多数残っています。
大正8年創業。こだわりは「一.材料 二.流行 三.誠実 四.物語」
広島市内のバスセンターから徒歩10分ほど歩いた十日市に、御菓子処高木さんの本店があります。バスセンター近くに支店もあるのですが、10分で行けるなら本店へ行こう、と、歩いて行ってきました。
風格とモダンが入り混じる店内入り口。
高木さんのウェブサイトもモダンでかっこよく、こだわりが伝わってくるサイトです。こだわりについて語っている中で素敵だな、と思ったのがこの言葉。
『本当にいいものをお客様に』
これが私たち高木の、これからも変わらない原点です。
一.材料 二.流行 三.誠実 四.物語
御菓子処高木さんといえば、ザ・広島ブランド選定 鶴亀もなかなのですが、こだわりを読んでしまうと、季節の生菓子も欲しくなってしまいました。ので、ここは両方購入しかありません。
生菓子のパッケージはクラシカル。
少し遅い時間に伺ったため売り切れの生菓子があり、清流を2つ入れて頂きました。見た目から美味しいですが、見た目以上に華やかな味がして、夏の始まりを楽しめそうな気持ちにさせられます。
こちらが、ザ・広島ブランド選定の鶴亀もなか。小倉餡と抹茶餡の2つがあります。
見た目はシンプル。甘すぎない上品な味が、もう一つ、となりそうで危険だ。
やや大衆よりの林の餅さんとはまた違う、老舗の懐に触れられて、広島の和菓子の深さを体感できました。次回訪問時は高木さんにある茶寮コーナで休憩でしながら、美味しい和菓子を頂きたいなと思います。
———-御菓子処高木 基本情報———-
・創業年 大正8年 / 1919年
・営業時間 (十日町本店)
【定休日】元旦のみ
【営業時間】平日9:00~19:00 日・祝9:00~18:00
【茶寮コーナー】17:30L.O 18:00閉店
・住所
広島県広島市中区十日市町1丁目4-26
(公式サイト)
御菓子所高木|ホームページ
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