大根の辛味が最高のアクセントな越前そばを、むぎやで食べる / 福井 敦賀 1800年代前半創業 

古くは大宝律令(701年完成)で、敦賀と名付けられた福井県敦賀市。日宋貿易の拠点として、北前船の寄港地として、古くから栄えました。北前船で昆布が運ばれてきたことで始まった昆布加工業は、今もこの街に息づいており、昆布加工シェアは日本トップを保ち続けています。そんな敦賀の老舗店に訪問してきました。

1800年代前半創業、180年以上の歴史を持つ蕎麦屋 むぎや

敦賀駅から徒歩10分ほどの場所、商店街の中にある むぎや。詳しい創業年は分からないそうですが、創業180年とのことなので、1800年代前半・江戸時代に創業されたということですね。

こちらが店舗外観。歴史を感じる中々風格のある建物ですね。

こちらがメニュー。うどん、お蕎麦の両方が販売されています。おろしそば、とあるのが越前おろしそばのことです。

ということで頼んだのがこちらの越前おろしそば。左にあるのが大根おろしがたっぷり入った蕎麦汁です。 こちらが蕎麦のアップ。越前そばは蕎麦殻まで粉にするので、蕎麦が黒っぽいのが特徴。またつなぎに強力粉を使うのも特徴なんです。
ちょっと太めに切られたお蕎麦の上にたっぷりかかった鰹節とネギ、ビジュアルだけで美味しそう! こちらが、大根おろしがたっぷり入った蕎麦汁。これを蕎麦にぶっかけて食べます。辛みが後を引く感じがあって最高に美味い!この食べ方、蕎麦の一つの理想の食べ方かもしれないと思ったぐらい。いいなぁ、越前おろしそば!

ちなみに箸袋の裏側には、越前そばの由来が書かれていました。この橋袋に書かれていること以外も調べてみたところ、元々は江戸時代に越前朝倉氏7代当主の朝倉孝景氏が、戦時用の非常食として、また災害や飢餓対策として蕎麦づくりを奨励したことで、この地で蕎麦づくりが広まっていったそうです。越前おろしそばって、お蕎麦の上に大根おろし入りの蕎麦汁をかけただけのものなので、言ってしまえばシンプルな食べ物なんです。が、そのシンプルなものが、こんな美味しくなるんだと、驚きました。大根おろしが入っているので、少し辛みがあるんですけど、ちょっと腰の強い蕎麦とピッタリあって、物凄く食欲が刺激されます。これは、また食べたいぞ…。

—— むぎや 基本情報———-
〇創業年 1800年代前半創業
〇営業時間
・11:30~15:00
・17:00~21:00
※水曜日 無休
〇住所
福井県敦賀市本町1-7-21
(ホットペッパーグルメ 公式ページ) ⇒ 越前そば むぎや(敦賀市/和食) | ホットペッパーグルメ

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