熊本市中央区は、熊本県庁・熊本市役所を始め諸行政機関が所在し、オフィス街や上通・下通等の商店街・繁華街が賑わう市の中心部です。西部には熊本城、南東部には水前寺公園(水前寺成趣園・すいぜんじじょうじゅえん)・上江津湖(西半分は東区)等の名所・旧跡があり、美術館等の文化施設も複数存在しています。熊本城周辺は、かつては市内中央を流れる坪井川・白川を内堀・外堀に見立てた熊本藩の城下町でした。区内には老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店が多数残っています。
1877年創業、からし蓮根を生み出した細川家の料理番 森平五郎氏の子孫が創業した 森からし蓮根
熊本駅から徒歩20分ほど、呉服町のバス亭から5分ほどの場所にある 森からし蓮根。1877年(明治10年)に森平次郎氏によって創業されたからし蓮根の専門店です。森平次郎氏は、からし蓮根を1632年(寛永9年)に開発したとされる平五郎氏(苗字帯刀を許された、森平五郎氏に)の子孫が創業したお店となります。
からし蓮根は、細川家の料理番であった平五郎氏が、病弱であった細川忠利公に対して、からし蓮根を献上したことで生まれました。忠利公はからし蓮根を食べ続けた結果、健康を取り戻され、そのご褒美として平五郎氏は苗字帯刀を許され、現在に続く森家が生まれています。
そんな森からし蓮根さんの外観がこちら。モダンながら歴史を感じさせる仕立てが施されています。
店舗の脇には、上述した からし蓮根の由来が書かれていました。明治維新までは門外不出の味だったそう。それが気軽に食べられる現代に感謝ですね。
店舗には当たり前ですが、からし蓮根が並べられています。発送にも対応していたので、今回は配送をオーダーをしました。
こちらが届いたからし蓮根。1本購入しました。
食べ方も封入されていました。そのままでも良いけど、醤油をつけたり、温めても良いらしい。 裏側はお店の柱に書かれていたものと同じストーリーが。現在は5代目の方によって味がまもられているそう。
ででーん、届いた からし蓮根です。1本丸々は中々のインパクト!
切り分けた図がこちら。このガツンと鼻の奥と頭にくる感じ、すごく好き!
からし蓮根、初めて食べた時は「なんじゃこれ」と驚いた記憶があるのですが、辛味の奥にある旨みが病みつきになり、今や大好きな食べ物の一つです。森からし蓮根さんの元祖からし蓮根を食べるのは今回初めてでしたが、「これこそがからし蓮根である」といった貫禄を感じられる、王道な美味しさがありました。うち、家族が食べないので1本まるまると買うことが出来ないので、今度ホームパーティーでも企画してお取り寄せしたいな、ともくろんでおりますw。
——森からし蓮根 基本情報———-
〇創業年 1877年創業 / 明治10年創業
〇営業時間
・8:00~17:00
※不定休
〇住所
熊本県熊本市中央区新町2丁目12-32
(公式サイト)⇒ 元祖 森からし蓮根|江戸時代の味をそのままに伝統の手造り一筋。自社のネット通販