田村造酢・ミヨノハナの柿酢 / 和歌山 伊都郡かつらぎ町 1808年創業 (文化5年)

和歌山県北東部の伊都(いと)郡は、現在、かつらぎ町・九度山町・高野町の3町が属しています。江戸時代は紀伊和歌山藩領・高野山領で、伊都の地名には魏志倭人伝の伊都国(現・福岡県糸島平野説)からの古代植民由来説もあります。郡西部で紀の川本流域のかつらぎ町は、1958年(昭和33年)に伊都町等2町1村合併で発足のかつらぎ町が2005年(平成17年)に花園村を編入して現町域となりました。北に大阪府和泉市と接する和泉山脈(当時の県知事命名の町名由来となった和泉葛城山等)が、南に紀伊山地があり、農業は近畿地方全域でも有数で、柿・梅・桃・梨・葡萄・蜜柑・林檎等の様々な果樹栽培が盛んであり、平核無柿(生産高全国一)・串柿・あんぽ柿・梅干・柿の葉茶・柿酢・山菜・茸・天女魚(あまご)・葛城牛・猪鍋・柿の葉寿司・胡麻豆腐・胡桃餅・清酒(川上酒)・かき餅・みかん餅等の特産品・名物があります。郡内には老舗の料理店・飲食店・和菓子店・食品店・酒蔵・旅館などが複数残っています。

1808年創業、ミヨノハナの柿酢で知られる 田村造酢

妙寺駅から徒歩12分ほど、和歌山駅から車で50分前後の場所にある 田村造酢。1808年(文化5年)に田村久兵衛氏が壺を発酵槽として使用した米酢・穀物酢等の食酢製造業を立ち上げたのが始まりです。現在はミヨノハナの柿酢で知られる同社ですが、柿酢の製造は戦後から。当時原料の米不足があり、代替の原料として当時から生産量の多かった柿を使って柿酢造りをスタートさせています。その後、米酢と比べコスト高なことから柿酢の生産は止まってしまいましたが、現社長の7代目久次郎氏が規格外の柿を使って生産を再開させています。ミヨノハナは創業当時からある御代乃花を、読みやすくカタカナ表記に変更されています。

という、ミヨノハナの柿酢の箱です。柿100%で造られています。
箱の裏側はこんな感じ。原料は平たねなし柿(渋柿)となります。水すら加えていないそう。
ボトルです。中身が中々強い色をしています。
ボトルの横側です。酸度は4.3%です。一般的な酸度ですね。
中にこんな紙が入っていました。先ほど説明した通り、水すら使わない柿だけで造ったお酢です。
柿酢のレシピ集も入っていました。助かりますね。
出してみました。酸度以上に酸味を感じる、力強い味でした。

今回味見のみで、料理に使えておりませんが、一般的なお酢よりも渋味や酸味を感じやすいので、レシピがあって本当に助かりました。ドレッシングやチキンマリネは凄く合いそうなので、一度試してみたいと思います。

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———-田村造酢株式会社 基本情報———-
〇創業年 1808年創業 / 文化5年創業
〇営業時間
・本社機能のため割愛
〇住所
和歌山県伊都郡かつらぎ町妙寺285
(公式サイト)⇒ ミヨノハナの柿酢の製造・販売|田村造酢株式会社

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