富山県東部(呉東:呉羽山より東の地域)の富山地区で富山湾に面する滑川(なめりかわ)市は、1953年(昭和28年)に中新川郡滑川町及び6村合併で発足の滑川町が1954年(昭和29年)に市となり、1956年(昭和31年)に同郡上市町一部を編入して現市域となって、県内では同郡舟橋村に次ぎ2番目に小さな面積です。滑川には、海の波が川に入る様子からの波入川の呼称転訛説や神奈川県鎌倉市の滑川由来説があります。世界有数のほたるいか生息地で、その他に米(こしひかり等)・里芋・林檎とその加工品・紅ずわい蟹・甘海老・ばい貝・黒作り・ほたるいか活漬け・蒲鉾・清酒・チューリップ球根等の特産品があり、市内には老舗の飲食店・食品店・食品小売店・酒蔵などが残っています。
1907年創業、地元名産ほたるいかの加工品を製造する カネツル砂子商店 (すなごしょうてん)
吾妻町のバス停から徒歩6分ほど、滑川駅から徒歩14分ほどの場所にある カネツル砂子商店。1907年(明治40年)に創業された水産物加工会社で、滑川市名産のホタルイカの加工品に強みを持ちます。本店だけでなく、ほたるいかミュージアム内でもテナント出店されています。
という、カネツル砂子商店さんの看板です。ほたるいかの店、と書かれています。わかりやすいですね。こちらが店舗外観です。白基調の看板デザインがカッコ良い。
店内に入りました。たくさんの加工品が並んでいます。こちらは常温保存可能商品のコーナー。
こちらは冷蔵系の商品ですね。
白えびやほたるいか等、富山の名産だらけです。見てると欲しいものが増えていく…。
メディアにもよく取り上げられる企業で、店内にはサインも飾られていました。
ということで購入したものです。東京に戻る直前にお店に伺ったので、常温保存可能なものから選びました。
まずは、げんげ塩バジルという乾き物。魚津の海風亭さんで、幻の魚ことげんげを食べて以来、げんげファンですw。
パッケージ裏側です。富山湾で獲れる深海の珍味「幻魚(ゲンゲ)」なのです。
こんな感じの乾き物となっていました。げんげの特徴であるあっさり感や柔らかさはなくなっているものの、シンプルな味付けが好感をもてるお酒に合いそうなおつまみでした。
購入物その2、ほたるいか甘露煮です。
こちらもパッケージ裏側を。一度炊き上げた上で、さらにオーブンで焼いて形を崩さないように仕上げているそうです。
蓋を開けた図です。
取り出しました。ホタルイカの苦味と旨味がぎゅっと詰まっていて、超美味しい…!今回はお酒のアテでしたが、これご飯とも絶対合う。
カネツル砂子商店の現社長・砂子さんは、美味しんぼの37巻収録の「生きた宝石」に出られている方です。その当時はホタルイカの生食が一般的な時代だったそうですが、現在は旋尾線虫問題があり生食NGとなっています。そこから生まれのが、カネツル砂子商店さんの看板商品であるほたるいか活漬け。一度食べてみたいと思っていますが、冷蔵商品のため今回は買うことができませんでした。次回訪問時に絶対に買う!
↓ほたるいか活漬けは、楽天ならふるさと納税で出ています。納税しようか悩み中ですw
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———-カネツル砂子商店 基本情報———-
〇創業年 1907年創業 / 明治40年創業
〇営業時間
・8:30~17:00
※定休日なし
〇住所
富山県滑川市北町1253
(公式サイト)⇒ カネツル砂子商店 – ほたるいか 白えび かに 水産加工