川崎大師のある川崎市川崎区は、約400年前に東海道五十三次2番目の川崎宿が設置され賑わった地域。およそ900年前に建立され、今も関東の代表的な初詣先の一つである川崎大師(平間寺)の門前町としても永らく栄えたエリアです。そんな川崎大師周辺には老舗の飲食店や和菓子店などが複数残っていますよ。
1862年創業、川崎大師門前で沢山の飴を販売する 評判堂
川崎大師駅から徒歩10分程度、川崎大師の仲見世の入り口にある評判堂。1862年(文久2年)に初代となる万吉氏が菓子屋として創業し、1871年(明治4年)には屋号を「ひょうばんや」に。それは当時味が美味しいと評判だったことから、自然と”ひょうばんや”と呼ばれるようになったから、だそうです。創業の地がどこかは分からなかったのですが、川崎市の資料(PDF)によると、川崎大師への出店は1978年(昭和53年)とのこと。その際に屋号が今の評判堂となったそう(評判堂さんのウェブサイトでは、戦後に門前の入り口で営業を始めたと表記)。
という評判堂さんの外観はこちら。家傳せき止飴で知られる松屋総本店さんの目の前です! 店頭には、看板メニューである”とんとん さらし飴”や”きなこ飴”が並んでいました。
今回購入したのは、せき止め飴のミックス!定番のせき止め飴に加えて、ハーブエキス20種類が入った”クールせき止め飴”、大根エキスの入った”すずしろせき”の3種類入りなんです。超お得!! こんな感じの3種類です。個人的には、スーッとする感じのあるクールが好みでした。 ちなみにおみくじ入りです。私は吉。うん、普通だw。
川崎大師には3つの飴屋さんがあります。1868年創業の松屋総本店さん、松屋総本店さんからの暖簾分け店 松屋の飴総本舗さん(柴又が本店)、そして今回ご紹介の評判堂さんです。で、気が付いたのですが、松屋さん系列 “せき止飴”と記載し、評判堂さんは”せき止め飴”と、止と飴の間に”め”が入る形で記載が違いました。いや、まあ気が付きましたよ、だけなのですがw。どちらも美味しいので、好みと込み具合に合わせて使い分けて頂くのが良いかと思います。
———評判堂 基本情報———-
〇創業年 1862年創業 / 文久2年創業
〇営業時間
8:30~17:00
※年中無休
〇住所
神奈川県川崎市川崎区大師町12-9
(公式サイト)⇒川崎大師 飴の老舗 評判堂