日比谷松本楼で、ポトフ・オムカレー・ハヤシライス / 東京 日比谷 1903年創業 (明治36年)

東京の一等地、皇居の隣にある日比谷公園。1903年に開園したこの公園の構内には、開園時から営業を続けている老舗洋食店があります。

1903年創業、日比谷公園と共に歴史を歩む 日比谷松本桜

有楽町駅、日比谷駅からすぐそばにある日比谷公園。1903年(明治36年)に開園した公園は、開園時に洋風レストラン 日比谷松本楼も開業しています。信州からやってきた小坂梅吉が落札したことにより、日比谷公園内にオープンすることとなりました。高村光太郎、夏目漱石、松本清張などの作品にも登場し、孫文が来店したことでも知られています。

こちらが店舗外観。夜のライトアップされた松本楼は、本当に奇麗です。

日比谷松本楼の本店はは、カジュアルめな洋食 グリル&ガーデンテラスと本格フレンチの仏蘭西料理 ボア・ド・ブローニュに分かれています。今回はグリル & ガーデンテラスへ伺いました。

店舗の中からは公園の様子も見えます。ちょうど落葉の風景が見れてとても奇麗でしたよ。
で、こちらがメニュー表です。モボ・モガ(モダンボーイ・モダンガール)たちのハイカラな習慣、それが洒落た店で「カレーを食べてコーヒーを飲む」だったそう。そんな歴史が追体験できるお店です。野菜を少し取りたかったのでポトフをオーダー。優しい味付け。

私はプレートディナーをオーダー。名物のオムカレー、クリームコロッケがついている超お得セット。このプレートを考えた人は天才だと思う。

オムカレーはこちら。松本楼のハイカラカレー、ほんと美味しい。

こちらクリームコロッケ。

クリームコロッケを開けた図。ベシャメルを丁寧に作られていて、良いものを食べてる感覚が凄いある。こういう洋食本当に好き。

息子と一緒に行ったのですが、彼はカレー&ハヤシライスのハーフ&ハーフをオーダー。カレーかハヤシに悩む人向けに、両方いっぺんに出すことを考えたって、これも天才の仕事だなと。

日比谷松本楼は、何を食べても美味しいので、いつ行っても楽しめるのですが、9月25日は先着1500名がハイカラビーフカレーを10円で食べられる、その名も「10円カラー」というイベントも実施されています。
この10円カレーは、松本楼の歴史と紐づいたイベントなんです。松本楼はその歴史の中で2度の焼失をしています。1度目は1923年の関東大震災、そして2度目が1971年の日比谷暴動時に投げ込まれた火炎瓶によって焼失してしまったのです。
2度目の焼失時には、全国から応援の声が届いたそうで、その声にこたえるように始まったのが、10円カレーというイベント。このイベントは秋の季語になるほどポピュラーになっています。このイベント時には、10円だけでなく、追加で代金を置いていく方も多いそうですよ。10円カレー時は、物凄い混み具合のため、お伺いしたことはないのですが、このお店の歴史が今後も続くように、2019年度は行ってみたいな、と思っています。

———日比谷松本楼 基本情報———-
〇創業年 明治36年 / 1903年創業
〇営業時間
11:00~21:00(ラストオーダー 20:30)
※無休
〇住所
東京都千代田区日比谷公園1-2
(公式サイト)⇒森のレストラン 日比谷松本楼

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