大彌(だいや)さんの七転八起と珠の栗 / 滋賀 甲賀市 1877年創業 (明治10年)

滋賀県南東部の甲賀(こうか)市は、東端が三重県・西端が京都府と接し、2004年(平成16年)に旧甲賀郡水口・土山・甲賀・甲南・信楽の5町が合併して発足しました。市名は旧郡の表音に倣って“賀”は“か”と清音で、甲賀の地名は古代に付近を治めた百済系豪族の鹿深(かふか)氏に由来するとされます。江戸期は水口藩加藤氏の水口城の城下町や東海道53次の土山宿(49番目)・水口宿(50番目)の宿場町が栄えました。薬草栽培は甲賀武士(忍者)の知識・調合術の名残ともされ複数の大手製薬会社工場・研究所が立地し、信楽焼(陶器、日本六大古窯)や、土山茶・朝宮茶・杉谷なすび・鹿深味噌・長寿もち・蟹ヶ坂飴・たぬき丼等の特産品・名物・地場食があり、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが残っています。

1877年創業、地域に密着したお菓子作りを続ける 大彌(だいや)

貴生川駅から徒歩10分ほど、草津駅から車で30分強の場所にある 御菓子司 大彌(だいや)。1877年(明治10年)に創業された和菓子店です。大彌さんの公式サイトには、

日本の生活習慣を研究しながら、地域に密着して独創的商品の開発・創製に力を注いでおります。そして、小さくても特徴ある企業として滋賀県内でBiggest(最大)よりもBest(最良)の和菓子メーカーとして社会に必要とされる企業を目指しております。

という会社の方針が紹介されているのですが、それを体現するかのように多くの独創的なお菓子を製造・販売されていらっしゃいます。

という、大彌さんからお取り寄せしたものその1、七転八起。

蓋を開けた図。

1つ取り出しました。ダルマの絵が印象的…!

中身はこんな感じです。あんこを寒天でコーティングし固めたお菓子。外はパリッとしていますが、中はしっとり柔らかです。創業時からあるお菓子なのだそうですよ。めっちゃ美味しい

お取り寄せしたものその2、珠の栗。

蓋を開けるとこんな感じです。

名前から想像がつく通り、栗のお菓子です。パッケージに一粒栗入と書かれていますね。
アルミで包まれたパッケージを開けるとチョコレートのお菓子が出てきます。
桃山生地と呼ばれる白餡・砂糖。黄卵等で作った生地に栗を入れ、チョコレートでコーティングしています。洋菓子のようだけれど、しっかり和菓子な不思議なお菓子。美味しいなぁ。

大彌さん、お菓子がたくさんあるので悩んでしまうのですが、公式サイト内に「和菓子で困った事はありませんか?」というページがあり、シーン毎のお菓子の選び方を指南してくれます。なんという優しさ…。このページの春夏秋冬のお菓子とか、読んでるだけで食べたくなります。また頼まないとですねw。

↓楽天からも購入できますよ。

 

—— 御菓子司 大彌(だいや) 基本情報———-
〇創業年 1877年創業 / 明治10年創業
〇営業時間
・9:00~18:00
※元旦及び月2回木曜日 定休日
〇住所
滋賀県甲賀市水口町三大寺34
(公式ページ)⇒ 御菓子司 大彌 | 滋賀・近江の手作り老舗和菓子

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です