山梨県北東部(国中地方・峡東地域)で大月市・山梨市・笛吹市・北都留郡(小菅村・丹波山村)・埼玉県秩父市に接する甲州市は、2005年(平成17年)に塩山市・東山梨郡勝沼町・同郡大和村が合併して発足し、公募により旧甲斐国名別称の甲州を冠した産物が多い(甲州葡萄等)こともあり市名となりました。江戸時代は徳美藩・甲府藩領を経て享保9年(1724年)の甲斐一国幕府領化に伴い幕府直轄領となり、甲州街道の勝沼宿・鶴瀬宿・駒飼宿がありました。大菩薩峠(大菩薩嶺尾根鞍部)・柳沢峠等の自然・恵林寺(えりんじ、甲斐武田氏菩提寺)等多くの寺社や旧跡・複数の温泉・勝沼のぶどうの丘や複数のワイナリー等で知られ、南北に長い市域の西部が中心市街地で市役所・JR塩山駅等が立地しています。葡萄・桃・すもも・桜桃・ころ柿・椎茸・蕎麦・名水わらび餅・うらじろまんじゅう等の特産品・名物があり、市内には老舗の和菓子店・パン店・農園・ワイナリー・温泉旅館などが残っています。
1877年創業、ぶどうの栽培・ワイン醸造・販売まで一貫して行う シャトー勝沼
勝沼ぶどう郷駅から車で3分前後、徒歩16分ほどの場所にある シャトー勝沼。1877年(明治10年)に、ブドウ栽培農家であった今村與三郎氏がワイン醸造を始めたことで、この年を創業年としています。ぶどうの栽培、ワイン醸造、販売まで全てを行う会社で、本社ではワインの販売だけでなくレストランやパン屋もあり、観光バスも訪れる一大名所となっています。
という、シャトー勝沼のメインビルです。1Fがワインの小売、2Fがレストランとなっています。
ビルの手前はワイン畑が。季節外れなので、葡萄の姿は見えませんけれどw。
ビルに戻りまして入り口です。
入ってすぐの場所に、ご自由に試飲できます、のPOPと小さなカップが。この10種類ビックリすることに全て無料です。
こんな感じで樽が並んでいて、ここからワインを出して試飲する形です。
いやー、凄いですね。
お子様&ドライバー向けにジュースの試飲もあります。
ぶどうだけでなく、ももジュースも。山梨ですからね。
展示スペースも少しあって、坂本九さんの愛飲ワインのお話が載っていました。
こちらが坂本九さんのプレイベートワインと同年代のワイン。残っているのが凄い。
ビルの近くのパン屋さんはこんな感じ。パンは購入していませんが、全部美味しそうでした。
で、今回はぶどうジュースを買ってきました。試飲してめちゃくちゃ美味しくて欲しくなりまして。
箱から取り出した図です。
ラベルをアップで。一粒ひとつぶ輝くぶどう、から始まる詩的な文章が載っています。
裏側です。写真撮るまで気がついてませんでしたが、勝沼産でなくアメリカのぶどうでした。
グラスに注いだ図です。綺麗な色していますね。
加糖だから、かもしれませんが、濃厚な甘みと、ぶどうの酸味が殴り合いをしているようなパンチあるジュースで、かなり好みでした。勝沼産でないことは、少し残念ですけれど。
シャトー勝沼さんは上述した通り、物凄い数の試飲が無料で出来ちゃいます。この太っ腹感、また行きたくなっちゃいますね。
———-シャトー勝沼 基本情報———-
〇創業年 1877年創業 / 明治10年創業
〇営業時間
・9:00 – 17:00
※無休
〇住所
山梨県甲州市勝沼町菱山4729
(公式サイト) ⇒ シャトー勝沼 | 山梨県甲州市勝沼町の創業140年のワイナリー・直営店