あかだ屋清七、日本一硬いお菓子・あかだ&くつわ / 愛知 津島市 1830年創業 (文政13年)

愛知県西部(海部津島広域行政圏)の津島(つしま)市は、江戸時代は尾張藩領で、1947年(昭和22年)に海部郡津島町から市となり1955年(昭和30年)の神守村編入・その翌年の永和村一部編入で現市域となりました。名古屋市のベッドタウンでもあり、市域のほぼ全域が海抜ゼロメートル地帯です。鎌倉期から木曾三川を渡り尾張・伊勢を結ぶ津島湊として発展し、近世は海部地方(現:愛知県中西部)の物資集散地・津島神社(全国天王信仰の中心地)の鳥居前町として、江戸時代には佐屋街道宿場町として栄えました。地名由来には対馬に流された須佐之男命の来臨伝説もあります。太鼓・雪駄・蓮根・苺・津島麩(復刻)・糀・甘酒・金山寺味噌・清酒・銘菓(あかだ・くつわ・麩饅頭等)・鯰蒲焼・もろこ押しずし・信長めし等の特産品・名物・郷土食があり、市内には老舗の和菓子店(複数)・醸造所(糀・複数の酒蔵)・酒販店などが残っています。

1830年創業、1200年以上の歴史あるお菓子を今に伝える あかだ屋清七

津島駅から徒歩18分ほど、名古屋駅から車で40分前後の場所、津島神社の隣に店を構える あかだ屋清七。1830年(文政13年)に創業した、平安時代から伝わるお菓子「あかだ」と、江戸期から伝わるお菓子「くつわ」を作り続ける老舗店です。日本一硬いお菓子と称されることもある あかだは、平安時代に弘法大師が津島神社に伝えたとされているお菓子で、縣団子(あがただんご)、サンスクリット語の阿伽陀(あきゃだ)が転じて、その名が付いたとされています。また「くつわ」は、江戸末期に尾張藩主・徳川宗春が倹約令に叛いてつくった神馬の轡(くつわ)に似た形のお菓子となります。

という、あかだ&くつわは缶詰にもなっているんですね。ということで両方お取り寄せしました。

両方開けた図です。左があかだ、右がくつわです。

まずはあかだから。前述の通り、弘法大師が悪疫退散祈願として伝えたとされている1200年以上の歴史があるお菓子で、米粉を練った団子を油で揚げたお菓子です。弱火で1時間以上かけてじっくり揚げることで、水分が抜け日本一と称されるほどの硬さになります。 で、あかだです。えぇ、めっちゃ硬い。子供の頃おじいちゃんの家で何度か食べた記憶があります。

そして、くつわです。こちらは江戸末期なので、200年弱って感じですね。 くつわは、米粉に黒胡麻・砂糖を練り込んで こより状にし、それを輪っかの形にして揚げています。あかだより少し柔らかい印象ありますが、箱には「とても硬い」表記が。普通のお菓子と比べるとめちゃんこ硬いです。というくつわ。前食べたのは、もう少し大きめサイズだったような記憶もありつつ、子供の頃のことだから自信がない。 説明紙も入っていました。昔ながらの手作り手法を守られています。
あかだ、くつわのルーツが描かれています。

あかだ・くつわ、食べたのは30年ぶりぐらいな気がします。母方のおじいちゃんが好きで、 家に置いてあったのです。硬いから気を付けろ、と言われた記憶が蘇ります。
あかだ・くつわ、製造方法は似ているものの、くつわのほうは砂糖が入っている分甘く、そして柔らかめです。あかだは、米の味をダイレクトに楽しめる素朴な感じのお菓子、と言って良いかも。どちらも美味しいので機会があれば、ぜひ食べてみてください。

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—— 総本家 あかだ屋清七 基本情報———-
〇創業年  1830年創業 / 文政13年創業
〇営業時間
・9:00-18:00
※水曜日 定休日
〇住所
愛知県津島市祢宜町1番地
(公式サイト)⇒ 日本一硬いお菓子 「あかだ」「くつわ」 手作りの店 総本家 あかだ屋清七 津島神社前

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