大田区南東部で、南辺が多摩川に接し東辺は海老取川を境に同区羽田空港に接する羽田(はねだ)は、平安末期頃から多摩川河口での漁業が盛んで、江戸時代は幕府直轄領(代官支配)で、多摩川に面した一帯が羽田猟師町と称された漁業専業町となりました。羽田の地名由来には、海老取川を挟んで鳥の羽のような肥沃田地説・埴田(はにだ、低湿地)または墾田(はりた、開墾地)転化説・鳥の羽が落ちる田地説等があります。町内には複数の老舗店が残っています・
1886年創業、お茶と海苔を扱う 横山安五郎商店 (よこ山ののり)
穴守稲荷駅から徒歩6分ほど、天空橋駅から徒歩10分ほどの場所にある 横山安五郎商店こと、よこ山ののり。1886年(明治19年)に、横山惣次郎氏がが海苔産地問屋を開業したことが始まりです。現在の社名は1905年に2代目に就任された横山安五郎氏の名前から取られています。現在は5代目の横山惠一氏が代表を務められています。祖業である海苔に加えて、タバコ、お茶を取り扱われています。
という、横山安五郎商店さんの外観です。webサイトによると社名・株式会社 横山安五郎商店、店舗名・よこ山ののり、が正式のよう。看板は「よこやまの海苔」と色々表記揺れがありますね。
店内に入りました。お茶・海苔・タバコ・厳選グッズ等が所狭しと並べられています。
このコーナーはお茶ですね。
海苔は複数のサイズ展開があって、買いやすいのが嬉しいです。
ということで買って来ました。包装紙は英語表記で、DRIED SEA-WEEDSと書かれています。
今回はノーマルの味のりと、めんたいこ風味を購入して来ました。
めんたいこ風味シールが貼ってあるのが目印です。
パッケージ裏側です。板のり4枚分・8切32枚入りになります。
横山安五郎商店さんは、住所的には羽田にあります。大田区はもともと浅草海苔の一大産地だったものの、埋め立てて羽田空港ができた結果海苔が獲れなくなっています。が、その時の海苔加工技術を活かして、今も問屋さんを営む100年越え海苔屋さんが多い地域です。なんというか、そんな海苔屋さんが羽田にあるのも、何か運命的なものを感じますね( 創業者である横山惣次郎氏が羽田生まれのため、羽田に店があります)。
——–横山安五郎商店 基本情報———-
〇創業年 1886年創業 / 明治19年創業
〇営業時間
・9:00 – 19:00
※日曜日 定休日
〇住所
東京都大田区羽田5丁目24−18
(公式サイト)⇒ よこ山ののり のりとお茶の横山安五郎商店