豊洲市場内・鮨文で、朝からおまかせコース / 東京 豊洲 江戸末期創業 (1800年代創業)

江東区豊洲(とよす)は、全域が1923年(大正12年)の関東大震災後に瓦礫処理で同区東雲などと共に埋立てられた埋立地。町名は1937年(昭和12年)の町発足時に豊かな土地となるように将来の発展祈願で命名されました。1988年(昭和63年)の東京メトロ有楽町線豊洲駅開業や1992年(平成4年)の豊洲センタービル竣工の後は住宅地・商業地移行の区画整理が本格化し、2018年(平成30年)に東京瓦斯豊洲工場跡地に築地から移転した東京都中央卸売市場豊洲市場が開場しました。市場内には築地から移転した老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが所在しています。

江戸末期創業、豊洲市場内 有数の歴史を持つ寿司店 鮨文 (すしぶん)

豊洲市場内 水産仲卸売場にお店を構える 鮨文。創業は江戸末期 (1800年代中頃)と非常に古い歴史を持つお店です。豊洲市場は移転する前まで築地に市場がありましたが、関東大震災前までは日本橋に市場がありました。鮨文さんは、日本橋に市場があった頃に、屋台のお寿司屋さんとしてスタートしています。江戸前の、一仕事して提供するスタイルを守りつつ、新たなお寿司も提供される昔ながらの味も楽しめる貴重なお寿司屋さんとなります。

という鮨文さんの外観です。創業江戸末期と書かれているのが良いですね。その下には、日本橋〜築地〜豊洲とあり、市場に寄り添って営業されて来た歴史が垣間見えます。

店内はカウンターのみです。メニューはこんな感じ。おまかせコースから丼ものまで、朝からオーダーできるのが嬉しいですね。

店内にはさかなクンのサインが。日本の水産市場への貢献度高そうですよね。

何の看板が聞き漏れましたが、仕入れ先とかかしら。

で、今回はおまかせコースをオーダー。卵焼きから始まります。 食べている間に続々と握られているお寿司たち。いやー、美味しそう! にぎりは中トロ&ウニ スタートでした。中トロは脂分がさっと溶けて最高です。ウニも独特の臭みがなく、めっちゃ美味しかったです。 マグロが続きます。贅沢ですねぇ。 平貝(たぶん)と、車海老。蒸した車海老って、パサつくお店が多いのですが、このジューシーさは流石です。めっちゃ美味い。 途中、お味噌汁を挟みまして、

コハダとアワビが出て来ました。アワビの握りって初めて食べるかも。コリコリ感を残しつつ歯切れの良さがあって美味しかったです。

コハダも輝いておりますね。 「最後、アナゴ行きますんで、声かけてください」と言われ、声をかけたところ、ものすんごくフワッと握る穴子が出て来ました。このトロット感は初めて。伝統の握りではない気がするけれど、この呑める感じは凄い。

私は最近、老舗だけでなく、都内で朝から食べられるお店を追っているのですが、そのきっかけが豊洲市場で朝ごはんを食べたことでした。朝ごはんまわってわかりますが、朝から空いている老舗店って非常に少ないのですね。その意味では鮨文さんはとても貴重な存在です。朝ごはんサイトにも載せたいので、また行かないとですw。

———鮨文(すしぶん)  基本情報———-
〇創業年 江戸末期創業 (1800年代創業)
〇営業時間
・6:30 – 14:00
※水・日 定休日
〇住所
東京都江東区豊洲6丁目5
(公式サイト)⇒ sushibun

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