八幡醤油の白ねぎだし入り醤油 伯葱露 / 鳥取 米子 1919年創業 (大正8年)

鳥取県米子市は、1601年(慶長6年)に中村一忠が11歳で伯耆国17万5千石領主となって翌年の米子城築城で城下町となり、同14年一忠急逝後は加藤氏を経て池田氏が治めました。米子の地名由来には、賀茂神社境内の“よなぐ井(米を研ぐ井戸)”転じて“よなご井”から“よなご”説・同井戸での水浴で八十八歳懐妊説(八十八を縦に繋いだ字の米と子)等の諸説があります。江戸時代初期から商業都市として発展し、現在も各自動車道・JR米子駅・米子空港・境港が所在して山陰唯一の交通の要衝となっています。米子城等の城址・住宅等歴史的建造物・名水など観光名所も多く、日本トライアスロン発祥地と知られる皆生(かいけ)温泉は山陰最大の温泉地です。松葉蟹・白葱・二十世紀梨・緑茶等の特産品や“いただき(田舎飯油揚包み)”・鯖寿司等の郷土料理も豊富で、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店が多数残っています。

1919年創業、地元商圏向けに醤油を作り届ける 八幡醤油

米子駅から車で20分ほど、バスと徒歩で30分強ほどの場所にある 八幡醤油。1919年(大正8年)に創業され、地元の商圏向けに醤油を作り販売されています。特にスーパー等には卸しておらず、直営の販売所と配達のみでご商売されているそうです。こんな地元向けのお醤油屋さんはじめて!ちなみに、お店にたどり着くまでの道のりが、ちょっとした小旅行になりました。

八幡醤油さん、車で伺わないと難しい場所にありましたが、地元企業の株式会社ダブルノットさんの社員の方に車を出して頂けて何とか伺えました。こちらが住所にあった本店の場所、なはずだけれど、お店が開いている気配がなかった…。

八幡醤油さんの情報は、そもそもこのサイトに出ている情報以外ほとんどなく、本店前で右往左往。お隣のおうちの方にお伺いしたところ、「八幡醤油さんのお醤油は小学校の近くで買えるよ」とのことだったので、近くの小学校へ向かいます。

で、小学校の近くにあったのがこちらのお店。もしや、ここが店舗なのかしら…?

中に入ると、探していた醤油が!お醤油と、お菓子、お酒を販売するコンビニ的なお店の中で販売されていました。

お店の方にお伺いしたところ、
・最初に我々が行った場所が、本社であり醸造所
・このお店は八幡醤油が経営しているお店
・醤油は配達と、このお店のみで販売
とのことでした。

こういう地元密着のお醤油屋さんがある、という想像をしていなかったので、ちょっと感動してしまいました。地元で愛されているからこそ、成り立っているんだろうなぁ。

と、こちらが先ほどの醤油のアップ写真。八のマークが八幡醤油さんのマークですね。各お醤油が様々なサイズで販売されていました。
今回購入したのは、こちらの白ねぎだし入り醤油 伯葱露。アレンジ株式会社さんとの協業で産まれたお醤油なのだそう。

ということで買ってきました、こちらが伯葱露です。 お皿に出してみたの図。見た目だけだと普通の醤油ですが、ネギの香りと味が付いているお醤油で、このお醤油だけで冷ややっこが食べられそうな味。ちょっとしたアイデア商品として素敵!

上述しましたが、今回は株式会社ダブルノットさんの社員の方に車を出して頂けたからこそ伺うことが出来た、訪問ハードルが中々高いお店でした。また、狭い商圏だけで生き続け老舗店がある、という認識もなかったので(老舗は商圏広げていき残っている、という思い込みがあった)、お話を伺って、ちょっと感動してしまいました。こういう、地元商圏を守っていき残っている老舗店も、もっと探したいなぁ、と思います。こういうお店を発見することこそ、老舗開拓の楽しみですね。

———八幡醤油 基本情報———-
〇創業年 1919年創業 / 大正8年創業
〇営業時間
・営業時間不明
〇住所
・鳥取県米子市皆生1-18-16 (醸造所)
・鳥取県米子市皆生5-17-38 (販売店住所)
(公式サイト)⇒ なし

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