名古屋市の栄地区は、1610年(慶長15年)に名古屋城が築城され清州から尾張地方の中枢が移って城下町が整備された頃は町外れでしたが、明治に県庁・学校・銀行等が開設され、道路も整備され、明治末期から大正初期にはいとう呉服店(松坂屋の前身)等の商業施設も開業して繁華街となってきました。広々とした久屋大通公園が整備され、東西方向の広小路通と南北方向の大津通が交わる栄交差点を中心に、松坂屋名古屋本店・三越名古屋栄店・パルコ等の大型商業施設や海外高級ブランド店が軒を連ねる一大商業地域・繁華街で、老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが点在しています。
1871年創業、名古屋名物守口漬をオシャレに提案する 大和屋守口漬総本家
栄駅・矢場町駅どちらからも徒歩7分ほどの場所にある 大和屋守口漬総本家。1871年(明治4年)に創業された同店は、名古屋名物の守口漬を製造・販売する企業として知られています。
守口漬は、ギネスに認定された世界知長い野菜”守口大根”で作られたお漬物のこと。河内国守口(現、大阪府守口市)で栽培されていた大根が、明治初期 喜多福総本家さんで味醂粕で漬ける方法が開発され、この地に守口漬として根付く形となりました。
という、大和屋守口漬総本家さんの外観がこちら。歴史の長さを感じる看板が素敵! 守口漬といえば、こんな感じで細長い大根がぐるぐる巻きになって販売されているのが一般的。名古屋駅のお土産売り場でもよく見かけますよね。
名古屋生まれの私ですが、守口漬って年配の人が食べる印象があり、あまり食べた記憶がありません(私が漬物をさほど食べないから、もありますが)。そんな守口漬の代表的メーカーである大和屋守口漬総本家さんは、数年前からユーザー拡大に向けて、パッケージデザインの変更や、新商品開発をされているんです。
で、こういう商品が出てきています。守口漬がかなりオシャレに!!!守口漬生ふりかけ、という新商品も出ていました。こういう小分けパッケージは、「食べきれるのか…」という不安のある人にピッタリですよね(僕のことだなw)。
ということで、守口漬生ふりかけ買ってきました。 こんな感じの小分けパッケージが入っています。食べきりサイズが嬉しい! 中身はこんな感じで、刻んだ守口漬が入っています。守口漬=細長いグルグルのやつ、という印象を持っている私からするとかなり新鮮!今回はシンプルにご飯にかけて食べました。この守口漬、美味しい!漬物があまり得意でない僕でもサクサク行ける。このしょっぱさと甘さ、良いなぁ。
大和屋守口漬総本家さんの守口漬、名古屋駅で良く見かけていたのですが、自分に必要のないもの、という勝手な決めつけがあったため売り場をあまりチェックしていませんでした。が、お店に伺ったところ、上述のようなオシャレパッケージが増えていてビックリです。新しい層の開拓に手を入れ始めた、といことでしょうね。
こちらの記事に大和屋守口漬総本家さんの代表 鈴木氏と、デザイナーの平井氏の対談が掲載されています。タッグを組んだ第一弾商品が、今回購入した「守口漬生ふりかけ」だったそうですが、そもそも「新しいお客さまの獲得には至っていないことが課題」があったそう。まさに僕のことだw。今後お土産として自宅向けとして購入させて頂くことになりそうです。
——–大和屋守口漬総本家 基本情報———-
〇創業年 1871年創業 / 明治4年創業
〇営業時間
・9:00~18:00
※元旦のみ定休
〇住所
愛知県名古屋市中区栄3-15-1
(公式サイト)⇒ 名古屋名産 名古屋土産なら大和屋守口漬総本家の守口漬をどうぞ、紀州の梅ぼし専門店 南高梅 梅善もございます。