大分県庁所在地の大分市は、古くは豊後国(ぶんごのくに)の国府が置かれ“府内”と呼ばれていました。大分の地名は古来国府だった大分郡(おおきたのこおり)が転訛したと言われ、意味には多き田(狭く入り組む地形の多くの田)等の複数説があります。高崎山自然動物園(日本猿生息地)で知られ、府内城址や複数の古墳・磨崖仏等の名所旧跡が多数あります。関鯵・関鯖・だんご汁・とり天・やせうま等の特産品・地場食品も多く、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店が残っています。
1878年創業、乾物や織物を扱うお店として創業し、お茶専業店となった 若竹園
大分駅から徒歩6分ほどの場所にある 若竹園の本店である、ばらえTea 若竹園府内本店。1878年(明治11年)に、牧末太郎氏によって大分市新貝にて「牧新旭園」として創業されました。創業当時は乾物や織物等も扱っていらっしゃったそうです。昭和時代に入り2代目 牧信吉氏の時代に街の中心部府内町に移り現在のような形態となられたようです。
という若竹園さんの外観。こちらは1989年(平成元年)にリニューアルされた店舗だそう。
店舗前には看板もありました。抹茶ソフトクリーム!、名前見ると食べたさが抑えられませんw。
お伺いしたタイミングは、まだまだ暑い季節だったので、かき氷も販売されていました。抹茶ソフト食べるつもりで入ってきたのに心が揺らぐ…。
もう一枚めくると、”抹茶DEまっちゃ!”という商品が。アイスの抹茶に、抹茶ソフトがinされています。これは頼むしかない…!
ということで頼んだ”抹茶DEまっちゃ!”がこちら。ちゃんと点てられた抹茶に抹茶ソフトが入っているんです。最高か。抹茶好きの全人類に食べて欲しいw。
若竹園さんの抹茶DEまっちゃ!、アイスの抹茶の苦みと、抹茶ソフトの甘みのバランスが素晴らしくとっても美味しかったです。言ってしまえば単純な組み合わせなのに、新しい食べ物に仕上がっていて感動しました。抹茶もまだまだ色々やれること、あるんですね。若竹園さんは”抹茶DEまっちゃ!”以外にも、様々なお茶の楽しみ方の提案をされていらっしゃいます。若竹園さんみたいな、現状に留まらない進化を止めない老舗、素敵ですよねぇ。
——-若竹園 基本情報———-
〇創業年 1878年創業 / 明治11年創業
〇営業時間
・店頭販売
10:00-1830
・喫茶スペースあり
10:00-1815(イートインLO 1745)
※定休日なし
〇住所
大分県大分市府内町2丁目4番5号
(公式サイト)⇒ ばらえtea若竹園公式ホームページ