香川県の県庁所在地である高松市は、江戸時代は高松松平家(水戸徳川家の分家)が治める高松藩の城下町で、瀬戸内海に面する港町として栄えました。高松の由来には高松郷(現・古高松地区)辺の大きな高い松による等の諸説がありますが、1588年(天正16年)に豊臣秀吉家臣の生駒親正が高松郷西方の現在地に築いた城が高松城と称され城下町の地名にもなったようです。日本三大水城の一つである高松城(玉藻城)址・栗林公園・仏生山法然寺・屋島等の観光名所が多数あります。香川県は、“讃岐うどん”で知られて生産量・消費量が日本一の“うどん県”ですが、高松市にも老舗のうどん店等の飲食店・和洋菓子店・食品店が多数残っています。
1866年創業、キリン一番搾りのCMにも登場した”べぇすけ鍋”で有名な 天勝 本店
高松駅から徒歩7分ほどの場所にある 天勝 本店(てんかつ ほんてん)。1866年(慶応2年)の創業以来、鮮魚を扱ってきた和食店です。今も魚料理で有名なお店で店内には大きな生け簀があります。また名物の”べぇすけ鍋”は天勝発でこの地域に広まった料理で、キリン一番搾りのCMに登場したことでも知られているんですよ。
という天勝本店さんの外観はこちら。かなり大きめなビルになっています。
店頭には大きなディスプレイも。どの料理も美味しそう…! 店内に入ると大きな生け簀が。生け簀の前はカウンターになっており、魚を眺めながらご飯を食べることもできますよ。 今回は名物のべぇすけ鍋を食べにやってきました。べぇすけとは、瀬戸内で獲れた大きな穴子を指します。べぇすけの名の由来は諸説ありますが、夜行性の穴子をヨネズ(夜寝ず)と呼び、それが夜寝ないのは助平、その言葉をひっくり返して”べぇすけ”になったとか。凄い由来だw。で、べぇすけ鍋とは、そのべぇすけをすき焼きにした鍋となります。 というべぇすけ鍋をオーダーしつつ、香川らしいものを満喫します。まずは醤油豆から。このしょぱさ、お酒に合いますよね。 そして定番のじゃこ天。超美味い…! 川エビの天ぷら。サクサク感が最高! と、香川食材を堪能していたところに、べぇすけ鍋の具材が到着します。穴子がデカい…! すき焼きですので、割下にどんどん具材を入れていきます。 で、溶いた卵に浸けて食べます。うん、最高!穴子のポテンシャルの高さを思い知らされますね。 次々と煮て行きます。
で、卵にin!穴子の出汁が出ているからなのか、超美味しい。穴子とすき焼きの相性ってめちゃ良いのね。 最後に占めのうどんが入場してきます。そう、ここはうどん県ですから。
どどーん、と投入。〆のうどんも腰が強くって美味い。贅沢な〆だw。
私は祖父が穴子の名産地である愛知県南知多に住んでいたこともあり、穴子大好き人間なんですね。で、そんな穴子は干物が一番美味いと今でも思っているのですが、そこに「すき焼きも超美味い」と僕ランキングを揺るがす衝撃的な出会いとなりました。まだまだ知らない美味いもの、日本中にありますね。もっと開拓していきたい!
——-天勝 本店 基本情報———-
〇創業年 1866年創業 / 慶応2年創業
〇営業時間
・[月~金] 11:00~14:00 16:00~22:00(L.O.21:30)
・[土・日・祝] 11:00~21:00
※年始 定休あり
〇住所
香川県高松市兵庫町7番地5
(公式サイト)⇒ 天勝 本店 | TOP
お魚料理の味付けは最高です。
太巻きは特に美味しかったです。
太巻きが美味しいと、他の方からも伺いました。
今回食べれなかったので、次回チャレンジします!