田村長の鯖缶の醤油味 & 米五の味噌使用 さば味噌煮缶 / 福井 小浜市 1823年創業 (文政6年)

福井県南西部の小浜(おばま)市は、旧若狭国中央部で、北は若狭湾・小浜湾に面する古くからの日本海の要港です。古代から平安期までは伊勢志摩・淡路島等と共に“御食国(みけつくに、皇室・朝廷に海水産物中心に副食物を貢いだ国)”でした。江戸時代は京極氏や酒井氏等の小浜藩の城下町で、この頃から鯖の水揚げ基地となって鯖街道の起点となっています。若狭めのう細工・若狭塗(塗箸生産日本一)の特産品があり、若狭ぐじ・若狭鰈等の海産物が豊富で小鯛ささ漬・へしこ・鯖干物・鯖寿司・鯖なれ寿司等の名物・郷土料理が多数存在。由緒ある社寺が多数点在する市内には老舗の飲食店・和洋菓子店・海産等の食品店などが点在しています。

1823年創業、海産物商として始まった 田村長 (たむらちょう)

小浜駅から徒歩6分ほどの場所にある 田村長。1823年(文政6年)に、田村長兵衛から分家した田村長右衛門氏が屋号・田村長として海産物商を開始したことが創業です。近江や京都に往来する行商人への魚販売や、出張料理・仕出しを行うことがメイン業態でしたが、昭和に入り5代目・田村長右衛門(嘉一)氏の時代に へしこ・小鯛のささ漬・若狭かれいの扱いを始め全国販売を開始されています。

という、田村長さんのサバ缶を買ってきました。都内でも高級スーパーだとたまに見かけます。こちらは醤油味の缶です。

缶の横側です。鯖街道に関する説明があります。小浜市が起点で、滋賀朽木を経て京都へ至る道となります。

裏側です。ノルウェー産の鯖・醤油・砂糖・調味料等で作られています。

蓋を開けた図です。油のりも良く身が厚めで食べ応えもあって美味しかったです。

もう一つはさば味噌煮の缶詰を購入しました。福井市内の老舗味噌醸造蔵・米五さんのお味噌を使われています。

缶裏側です。原材料が載っています。

こちらがさば味噌です。良い色しているなぁ。

サバ缶、どちらも物凄く美味しかったです。この缶詰は秘密のケンミンSHOW・嵐にしやがれ・シューイチ等さまざまな番組で放送された人気商品なんです。一つ600円超と中々のお値段ですが、サバ缶好きな方には是非食べてもらいたいです!

↓田村長さんのサバ缶は楽天でも購入できますよ。

 

———-田村長 基本情報———-
〇創業年 1823年創業 / 文政6年創業
〇営業時間
・9:00-17:00 (日・祝は16:00まで)
※水曜日 定休日、年末年始休みあり (12/30 – 1/6)
〇住所
福井県小浜市小浜広峰14番地
(公式サイト)⇒ 大鯖の缶詰,鯖のへしこ漬,小鯛のささ漬,若狭もの詰合せ/田村長

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