三浦半島の東側に位置する横浜市金沢区。古くは武蔵国倉城郡(後に久良岐郡)に属していて荘園・六浦荘(庄)が開かれ、鎌倉期には金沢流北条氏により金沢文庫が創設され、六浦湊の港町が栄えました。古来より砂鉄を産して“かねさわ”と称され、近世以降は加賀藩金沢の知名度にあやかって“かなざわ”となったとされます。明治以降に盛況だった野島等での海苔養殖は海岸線埋立てで激減し少数の養殖・販売業者を残すのみですが、寺社・古跡も多い区内には老舗の飲食店・和菓子店などが存続しています。
1896年発売にルーツ、日本初のケチャップとされる 清水屋ケチャップ
シーサイドライン・南部市場駅から徒歩17分ほど、鳥浜町西のバス停から徒歩8分ほどの場所にある 横濱屋本舗。1896年(明治29年)に横浜で製造販売開始された日本初のケチャップ・清水屋ケチャップを復活させた企業です。
横浜は江戸末期より西洋野菜を育てており、子安村では清水與助氏がトマト栽培及びトマト加工に乗り出し、1896年にトマトケチャップの製造会社・清水屋を創業します。カゴメさんからケチャップ発売が1908年なので、清水屋ケチャップさんが相当早いタイミングで作られていたことが分かりますね。
宮内庁御用達にも選ばれた清水屋さんですが、昭和初期に廃業されています。その清水屋ケチャップを残ったレシピをもとに横濱屋本舗さんが復活させ、2008年から発売されています。
という清水屋ケチャップを購入しました。復刻版と銘打たれていますが、パッケージがレトロで相当カッコ良いですね。しかもKETCHAPでなくCATSUPなのが良い。
パッケージ裏側です。横濱屋本舗さんの説明もレトロ調ですね。
パッケージ横側です。横浜と西洋野菜、そしてトマトケチャップ誕生について説明されています。
逆サイドには続きが載っています。そんな味が復活させられているんだから、素晴らしいですね。
中身です。瓶タイプ、ボトルタイプがあるようですが、今回はボトルタイプをチョイス。海外産っぽい雰囲気ありますね。
パッケージ裏側です。有機認証されたトマトのみ利用しています。
清水屋ケチャップ、前から気になっていた のですが、購入機会に恵まれず試せぬままでいました。そんな時にちょっと高級スーパーで発見し見つけた次第です。トマトの味が濃いめで、このケチャップだけでご飯になるな、ぐらいの味でした。ちょっと甘味が強いのも特徴的です。ほんと美味しかったので、今うちの定番になりつつあります。
↓清水屋ケチャップは楽天でも購入できますよ。
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———-横濱屋本舗 基本情報———-
1896年(明治29年)発売・清水屋ケチャップの現在の製造販売元・横濱屋本舗さんの情報です。
〇営業時間
・本社機能のため割愛
〇住所
神奈川県横浜市金沢区鳥浜町1-1
(公式サイト)⇒ 横濱屋本舗 – 出汁にこだわる加工食品ブランド横濱屋本舗