島川あめ店の麦芽アイス & さくら飴 / 富山 富山市 1663年創業 (寛文3年)

富山県の県庁所在地である富山市は、2005年(平成17年)に旧・富山市と6町村とが合併して発足しました。47都道府県庁所在地中2位の総面積は県の約3割で、1市町村が都道府県に占める割合では全国一となっています。米・梨・葡萄・イチジク等の農産物や富山湾のホタルイカ・シラエビ・ズワイガニ・寒鰤等の豊富な魚介類が特産です。かつては神通川に遡上していた鱒による鱒寿司が名産で、市内には多数の製造・販売店があり、“月世界”等の和洋菓子店・“満寿泉”等の酒蔵や飲食店なども多く、老舗が点在しています。

1663年創業、麦芽と澱粉のみの飴作りを継承する 島川あめ店

西町駅から徒歩3分ほど、富山駅から車で10分前後の場所にある 島川あめ店。1663年(寛文3年)に、山屋長兵衛氏が屋号・山長の名で創業した飴店です。砂糖を使わない、麦芽と澱粉のみでつくる飴は、富山の薬売りで知られる江戸期の富山の主要産業の1つである丸薬づくりの苦味を減らすために利用されていたそう。大正期には7軒ほどの飴屋さんが市内にあったそうですが、砂糖の流入と共に数が減り、現在は島川あめ店さんを残すのみとなっているそうです。今回は8月度の地域ものがたるアンバサダーの訪問時でお伺いしました。

という、島川あめ店さんの外観です。昔ながらの外観で良いですね。

暖簾をアップで。雰囲気があって良いですね。

店内に入りました。色んな商品が置かれています。

別サイドにも置かれています。飴を使った豆も色んな種類が販売されています。

こちらは麦芽水飴になります。自然な甘さが魅力ですよね。

本店限定で、麦芽を使ったアイスも販売されています。

原材料的には、牛乳・麦芽水飴・きび砂糖等が使われています。

蓋を開けるとこんな感じ。自然な甘さが好きだなぁ。

別のタイミングで、都内で島川あめ店のさくら飴を購入しました。袋上部に「いろいろ」とある通り、さくら白・抹茶・黒糖の3種類入りです。

袋の裏側です。江戸時代からの伝統の味、というのが良いですね。

中身はこんな感じの3種類となります。

こちらが、さくら飴白。一番スタンダードと思われるタイプ。
こんな感じで白いです。優しい甘さがとても良い。

抹茶は少しだけ緑がかっています。 黒糖は麦芽の水飴&黒糖なのでしっかり甘いタイプですね。 富山の飴作りは、上述の通り富山の丸薬づくりと共にあっただけでなく、畑仕事の合間の手軽なエネルギー補給源としても活用されていたのではないか、とのことでした。この優しい甘さ、とても好きなので長く続いて伝統の味の一つです。購入はオフィシャルECサイトから出来ます。タイミングが合えば製造工程の見学も出来るそうなので、行ってみたいなぁ。

———-島川あめ店 基本情報———-
〇創業年 1663年創業 / 寛文3年創業
〇営業時間
・10:00-18:00
※水曜日 定休日
〇住所
富山県富山市古鍛冶町6-7
(公式サイト)⇒ 島川あめ店 – 創業寛文三年

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