清月のよねまんじゅうは、鶴見へ買いに来る価値がある / 神奈川 鶴見 明治時代創業

横浜駅、川崎駅、どちらにもアクセスがよく、旧東海道も通る鶴見。源頼朝が鶴を放ったことからその名が付いたという歴史あるこの街にも、老舗は何店舗か残っています。

明治時代創業、東海道名物よねまんじゅうを復活させた 御菓子司 清月

JR/京急 鶴見駅から徒歩3分ほどの場所にある御菓子司 清月。明治時代創業したこのお店は、創業以来鶴見の地で営業を続けています。

こちらが店舗外観。様々な和菓子からお赤飯まで販売しているお店です。

もう少し正面のカット。ショーウィンドウの前には「つるみみやげ」のサインも見えますね。

こちらがつるみみやげとして神奈川名菓100選にも選ばれた「よねまんじゅう」です。 お饅頭には説明の紙が入っていました。また、清月さんのウェブサイトにも、よねまんじゅうの解説が載っています。まとめると、こんな感じのようです。

よねまんじゅうは、民謡「お江戸日本橋」で「六郷渡れば川崎の万年屋、鶴と亀とのよねまんじゅう」と歌われてたほどの銘菓。この歌詞に出てくる「鶴と亀」とは、当時40件ほどあった鶴見橋のよねまんじゅう屋さんの中で、最も知名度が高かった鶴屋と亀屋に由来するそうです(その鶴屋の娘よねさんが、よねまんじゅうを売り始めたのだとか)。

よねまんじゅうの発祥は浅草で、江戸中期には鶴見の名物となり(さきほどのよねさんがきっかけなのですかね)、「初旅のまず鶴見から喰いはじめ」と東海道の名物1号とされたそうです。

そんな「よねまんじゅう」ですが、明治5年の鉄道開通後、街道と共に時代に忘れられた存在となり、よねまんじゅう屋さんは全て廃業となってしまいました。戦後菓子組合の30周年の際に、こちらの清月さんのご主人が中心となって、昭和57年に目出度く現代風にアレンジした「よねまんじゅう」が生まれたそうです。

こちらがそのよねまんじゅうです。白餡、こし餡、梅餡の3種類入っています。

こちらが梅餡です。よねまんじゅうは、薄く伸ばした羽二重餅に餡をくるんだお饅頭で、あまり食べたことのないフンワリ食感。これ、めちゃくちゃ美味しい!

よねまんじゅうの存在自体を今回初めて知ったのですが、このお菓子他には中々ない食感で本当に美味しいです。用事がないと鶴見に行くことはない方も多いかもしれませんが、この「よねまんじゅう」は、わざわざ買いに来る価値のある味だと思います。川崎・横浜方面へお出かけの予定がある際には、鶴見に立ち寄って購入をお勧めします(が、日曜日お休みなので、平日か土曜日にぜひ)。

———御菓子司 清月 基本情報———-
〇創業年 明治時代創業
〇営業時間
9:00~18:00
※日曜・祝日 定休日
〇住所
神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央4丁目28-18
(公式サイト)⇒御菓子司 清月 東海道鶴見名物よねまんじゅう .

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