丸井栄餅で、べこ餅&ごまだんご / 北海道 函館市 1900年創業 (明治33年)

北海道南端の渡島半島南東部に位置する函館市は札幌・旭川各市に次ぐ道3位の人口を擁する道南地方の中心都市。地名由来には、室町期に津軽の豪族河野政通が函館山北斜面の宇須岸(ウスケシ、アイヌ語で“湾の端”)に築いた箱に似た形の館からの“箱館”説や、アイヌ語の“ハクチャン(浅い・砦)”由来説等があり、明治初期に“函館”と改称されました。江戸時代は松前藩が治めており(末期の一時期は幕府直轄)、箱館は松前・江差と共に(松前三港、蝦夷三湊)天然の良港で海産物交易の集積地として栄え、1859年(安政6年)に日米和親条約による日本最初の対外貿易港として長崎・横浜と共に開港されました。烏賊を筆頭に豊富な海産物・寿司等の魚介料理・世界各地の料理・函館ラーメン等の地場食品・和洋菓子(“函館スイーツ”)等の食文化も豊富で、市内には老舗が多数点在しています。

1900年創業、北海道産原料にこだわったお菓子作りを続ける 丸井栄餅 (丸井栄餅)

魚市場通駅から徒歩5分ほど、函館駅から徒歩19分ほどの場所にある 丸井栄餅 (栄餅本店)。1900年(明治33年)に創業されたお餅を中心とした和菓子店です。お餅の原料には ななつぼし、小豆は北海道産と北海道産原材料にこだわり、添加物等を使わない昔ながらのお菓子作りを続けていらっしゃいます。

という、丸井栄餅さんの外観。春に伺っているので、さくら餅の張り紙がありますね。

店内に入りました。ディスプレイには、おだんごやお餅・大福等が並んでいます。全部食べたい。

お隣の棚です。こちらは赤飯・べこ餅・焼皮桜餅がありました。焼皮は関東スタイルの桜餅のことを指してるみたいですね。

ということで、ごまだんごと、べこ餅を買ってきました。ごまだんごは、胡麻の風味がパンチあって美味しいです。

こちら、べこ餅。べこ餅=白と黒半々の色味で、この葉型をしている、という認識だったので、知らない見た目でビックリしました。お店の方に聞くと、お店オリジナルの製法だそう。優しい甘さで美味しい。

元々は白黒のべこ餅を作っていたそうですが、今のご主人になってから、黒糖とお餅を混ぜた茶色一色のべこ餅になったそう。べこ餅は北海道各地で見られるものの、ルーツが諸説ありでどういう経緯で生まれたかわからないそうです(山形のくじら餅が青森経由で伝わった説等あり)。私はてっきり、牛の白黒でべこ餅だと思い込んでましたw。

——–丸井栄餅 (栄餅本店)  基本情報———-
〇創業年 1900年創業 / 明治33年創業
〇営業時間
・8:00 – 17:00
※水曜日 定休日
〇住所
北海道函館市栄町5-13
(食べログ)⇒ 栄餅本店 – 魚市場通/和菓子 | 食べログ

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