二傳で、京料理を全力で楽しむ / 京都 京都市中京区 1757年創業 (宝暦7年)

鴨川・堀川・高瀬川等が流れる京都市中京区(なかぎょうく)は、昭和初期に旧上京区南部と旧下京区北部とが合併して生まれました。染物・京友禅(きょうゆうぜん)産地として知られ、二条城・本能寺等の名所旧跡や祇園祭・時代祭・鴨川をどり等の年中行事が多くの観光客を集め、花街・歓楽街の先斗町(ぽんとちょう)や京都独特の生鮮食材・乾物・漬物・おばんざい等の専門店が集まる錦市場(にしきいちば)が賑わっています。区内各所に老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが何軒も残っています。

1757年創業、二条城出入りの傳七から呼び名が付いた 二傳 (にでん)

烏丸御池駅から徒歩9分ほど、京都駅から車で15分前後の場所にある 二傳。1757年(宝暦7年)に、初代傳七氏が当時の京都中央市場であった上ノ店市場(かみのたないちば)にて、魚屋を開いたことが始まりです。その後店は二条城への出入りを許されたことから、「二条城出入りの傳七」と呼ばれ、その名称が詰まり屋号の「二傳」と呼ばれるようになりました。その後仕出し屋、そして料亭へと姿を変え、現在へと繋がっています。

という、二傳さんの外観です。着物を着た仲居さんがいて、もう京都感が溢れてて最高に好きです。

こちら看板をアップで。京料理 二傳、カッコ良いですね。 店内に入りました。お伺いした時間が早かったので、まだ暖簾が店内にありました。緑が印象的…! 今回は2階のお席へ通して頂きました。京都100年企業研究会さんの勉強会後に、勉強会参加者でお伺いしています。
窓側の写真を1枚。細部にも京都を感じられて嬉しい。

まずは前菜的なもの。お魚を使った酢の物的なもの。

そして、野菜とジュレを合わせた冷菜的なもの。お野菜は万松青果さんのを使われているそうですよ。 八寸がやってきます。春にお伺いしているので、桜の葉を使ったお寿司やそら豆も。
お造りです。マグロが美味しかったなぁ。
椀ものが出てきます。山菜と生麩が入っているのが京都らしく、春らしい。 焼き物もお魚で。失念してしまいましたが、西京味噌と塩麹的なものが乗っていて、とても美味しかった。

筍も春ですよねぇ。
そして天ぷら。穴子が凄く美味しかった…!
デザートでフィニッシュ。ご馳走様でした!

京都のお料理は繊細で、見た目も美しく本当に楽しい時間を過ごすことが出来ました。目から胃まで全てが喜ぶお料理、といった感じ。季節を感じられる料理屋さんは、出来ることなら季節ごとに訪問してみたいですね。夏だと鱧料理が有名なので、今度は夏お伺いしたいなぁ。

———京料理二傳 基本情報———-
〇創業年 1757年創業 / 宝暦7年創業
〇営業時間
・11:00-15:00 (L.O. 13:30)
・17:00-22:00 (L.O. 19:30)
※水曜日、月1火曜・水曜連休、年末年始 定休日
〇住所
京都府京都市中京区姉小路通堀川東入鍛冶町142
(公式サイト)⇒ 京料理二傳|伝統の鱧料理と季節の京料理をお楽しみいただけます。

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