鴨川・堀川・高瀬川等が流れる京都市中京区(なかぎょうく)は、昭和初期に旧上京区南部と旧下京区北部とが合併して生まれました。染物・京友禅(きょうゆうぜん)産地として知られ、二条城・本能寺等の名所旧跡や祇園祭・時代祭・鴨川をどり等の年中行事が多くの観光客を集め、花街・歓楽街の先斗町(ぽんとちょう)や京都独特の生鮮食材・乾物・漬物・おばんざい等の専門店が集まる錦市場(にしきいちば)が賑わっています。区内各所に老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが何軒も残っています。
1873年創業、すき焼きの草分け店の1つ 三嶋亭
河原町三条のバス停から徒歩3分ほど、京都駅から車で20分前後の場所にある 三嶋亭。1873年(明治6年)に、長崎で牛鍋を学んだ三嶋兼吉氏が京都に戻り創業したすき焼き店です。現在も同じ場所で商売を続けていらっしゃいます。日本のすき焼き店の草分け店の1つとされる歴史あるお店です。
という、三嶋亭さんの外観です。めちゃくちゃ雰囲気あってカッコ良い…!
今回は2Fに通して頂きました。高価格帯のお店なので本当に素敵な雰囲気です。
いやー、良いですよねぇ。このふすまの奥が、今回ご用意頂いたお部屋です。
順番逆ですが階段はこんな感じ。
1Fはこんな感じでした。
お部屋に入りました。中央にコンロが鎮座しております。このコンロも味があるなぁ。
メニュー表はこんな感じです。今回はせっかくなのでコースでオーダーしております。
まずは酢味噌で和えた牛肉が出てきます。肉が入ると和食だけれど、洋食な雰囲気も出てきますね。美味しい。
肉とザクが入場します。正気が保てないぐらい美味しそう…!
肉をアップで。この霜降り具合が最高ですねぇ。
関西のすき焼きですから、まずは砂糖を入れます。砂糖を混ぜ混ぜした後に…、
肉をドカンと乗せて焼きます。 その上から醤油をかけます。 で、更にジュージュー焼きます。 もう、匂いがやばいw。 まずは肉だけで頂きます。過去食べたことのない肉厚なすき焼きで、これちょっと異次元の美味しさです。感動する…! 肉を食べた後はザクです。また砂糖をどーんと入れて、その上からお醤油です。
ぐつぐつした図。過去1ぐらい美味しすき焼きです。ほんと最高だ。 ご飯と牛肉の佃煮が出てきました。これもまた美味しかった…! ラストにデザートで〆です。最高でした…!私すき焼きが大好きなので、色々なお店ですき焼き食べてきました。で、色々食べ比べた中で、一つ頭抜けて美味しいなと感じたのが三嶋亭さんで、肉厚なのにさっぱり食べられるのが凄かったです。肉の選び方、切り方、調理方法、おそらくそのどれもが、この肉厚さで美味しいすき焼きを実現しているのだと思います。京都行ったらすき焼き、相当ありだと思います、ほんと。
———三嶋亭 基本情報———-
〇創業年 1873年創業 / 明治6年創業
〇営業時間
・11:00-21:00 (最終入店19:00、L.O. 20:00)
※水曜日、他不定休あり
〇住所
京都府京都市中京区寺町通三条下ル桜之町405
(公式サイト)⇒ 降り牛すき焼き京懐石・オイル焼き・水炊き・日本料理専門店|創業明治6年 三嶋亭