納屋橋饅頭万松庵で、懐かしの納屋橋まんじゅうをget! / 愛知 大須 1919年創業 (大正8年)

1610年(慶長15年)に築城された名古屋城に清州から尾張地方の中枢が移り、その2年後に美濃国(現・岐阜県羽島)の大須観音(真福寺寶生院)が移転し、周辺には多数の寺社が集められ、商店・宿屋・芝居小屋も多く開かれてた名古屋市中区の大須。門前町・盛り場として栄え、幕末以降は大正末期に中村遊郭(現・中村区大門)に移転するまで遊郭もあり、大正初年から昭和の戦前までは劇場・映画館・演芸場等が林立して賑わいました。かつては繊維街でもありましたが、1975年(昭和50年)頃からは電気街として栄え、やがて電脳街・サブカル街として若者が集うようになりました。今は大須観音等の寺町の中に、多様な飲食店・カフェ・衣料品店等も建ち並ぶ活気ある商店街として、老若男女で賑わい市内屈指の観光地となっていて、老舗の飲食店・和菓子店・食品店が多数残っています。

1919年創業、納屋橋饅頭本家から暖簾分けで誕生した 納屋橋饅頭万松庵

大須観音駅から徒歩5分ほどの場所にある 納屋橋饅頭万松庵。 1919年(大正8年)に、納屋橋饅頭 (休業中の現、納屋橋饅頭本店)より暖簾分けとして誕生したお店です。納屋橋饅頭本店さんは2017年に休業と様々なメディアで報道されましたが、別法人である納屋橋饅頭万松庵さんは元気に営業中です。下記は納屋橋饅頭万松庵さんのウェブサイト上の記載です。

2017.1.25 メディア各社、報道機関から「納屋橋饅頭本店が休業。」と報道されておりますが、弊社は「納屋橋饅頭万松庵」であり、本店とは別会社の為、製造ならびに販売において、影響は一切ございません。

ちなみに休業中の本店は、堀川のたもとで1886年(明治19年)に、伊勢屋として創業。1913年(大正2年)に堀川にかかる納屋橋の架け替え工事が完成、その記念に夫婦三代そろった家として橋の渡り初めを行いました。その家族が伊勢屋さんであり、その際に屋号を納屋橋饅頭とされたそうです。そのお店で奉公していた中島氏によって暖簾分けし開業したお店が今回ご訪問の納屋橋饅頭万松庵となります。

と、前段がながくなりましたがこちらが、納屋橋饅頭万松庵さんの外観。広いガラスの扉が開放的!

名古屋銘菓、納屋橋まんじゅう、の文字。子供の頃何度も食べました。ただ、子供の頃食べたものが、本店のものだったのか、万松庵さんのものだったかは、意識せず食べていたので不明です…。

店舗に入りました。そう、この白いおまんじゅう!懐かしい!!このフォルム、昔から良く見た形です。 という、やや高テンションで買ってきました。パッケージが納屋橋ですね。カワイイ。 おまんじゅうはこんな感じ。所謂酒まんじゅうとなります。 久々の納屋橋まんじゅうとの対面。皮側はお砂糖使っていないそうですが、酒種で作られた皮からは、ほんのりとした甘さが。そう、これこれ。美味しいよなぁ。納屋橋まんじゅうを食べたのは、何十年ぶりだろう、という単位のご無沙汰でしたが、故郷の味だからなのか、覚えているものですね。ちょっとビックリしました。奇をてらわない、ごくごく普通のお饅頭だと思うのですが、だからこそシンプルさに違いが出る気がしました。また食べたい!

——–納屋橋饅頭万松庵 基本情報———-
〇創業年 1919年創業 / 大正8年創業
〇営業時間
・8:00~18:00
※定休日なし
〇住所
愛知県名古屋市中区大須2-6-11
(公式サイト)⇒ 名古屋銘菓 納屋橋饅頭万松庵

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