[22年12月末閉店]武蔵野本店で、だるまセットと再会する / 岐阜 岐阜市 1914年創業 (大正3年)

岐阜新聞によると、22年12月末日で閉店されたとのことです。とても残念ですね…。

岐阜県庁所在地の岐阜市は、戦国時代は斎藤道三や織田信長が治める城下町として発展し、江戸時代は幕府直轄領の後に尾張藩領となり商工業の中心地として栄えました。織田信長が稲葉山城下の井ノ口を(中国の周王朝誕生時に鳳凰が舞い降りたとされる岐山と孔子生誕地の曲阜から)岐阜と改名したと伝わるなど地名由来には諸説があります。JR岐阜駅周辺の市街地にはオフィスや商業施設が建ち並び、柳ケ瀬(やながせ)は県最大の繁華街で、市南部は県庁始め行政や商業の拠点となっています。戦国時代から栄えてきた旧岐阜町に当たる市北部には金華山・岐阜城・長良川鵜飼い船乗り込み口などの観光名所があり古い家屋の街並みが残っています。この歴史ある市内には老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店が何軒も残っています。

1914年創業、蕎麦・釜めし・だるまセットを提供する 武蔵野本店

岐阜駅からバスで10分弱、徒歩で20分弱の場所にある 武蔵野本店。1914年(大正3年)に、片桐鉞次郎(えつじろう)氏が創業した、蕎麦と釜めしで有名なお店です。現在は三代目のご主人・片桐美周(よしかね)氏がお店を運営されています。

こちらが店舗外観ディスプレイにはお蕎麦がずらり。

もう少し正面のカットがこちら。昔ながらの外観ですね。

蕎麦と釜めしで有名なお店な武蔵野本店さん。麺類だけでもかなりのメニュー数。おすすめの中には「だるまセット」の文字が。もしやこれは…。

だるまセットについては、壁にメニュー内容が掲示されていました。麺類に付けられるセットで、セットにすると麺類にご飯とおかずが付いてくる、というもの。どこかで見たことあるこの入れ物、これは、茨城県取手にある1782年創業の伊勢利さんと同じメニューだ!

で、来ました、だるまセット。うん、おんなじ入れ物だ。こんな離れた地で、同じ入れ物に出会うなんてw。昔はやったセットなのかな。

だるまの雄姿をアップで。こちらは岐阜 武蔵野本店さんのだるまです(茨城の伊勢利さんのは下部に写真を掲載しています)。
開けるとこんな感じです。上がご飯&おかずで、下が麺類。今回はざる蕎麦とセットにしました。

上の段のご飯とおかずのアップ。揚げ物、煮物、カマボコ、玉子、切り干し大根とかなり豪華!

こちら下の段のお蕎麦。まあ、お蕎麦ですねw。

ちなみに茨城の伊勢利さんはこんな感じでした。うん、同じ顔ですねw。ちなみに伊勢利さんでは、大師弁当と呼んでいます。

今回話がだるま中心になってしまいましたが、何というか遠く離れた店舗で同じものを売っている、というのがちょっと嬉しくなってしまったんですよね。恐らくどこかの時代で流行って、それがこの両店に受け継がれている、ということなんでしょう。今後もどこかでこの達磨と出会えるのかなぁ。

——–武蔵野本店 基本情報———-
〇創業年 1914年創業 / 大正3年創業
〇営業時間
・月~水・金・土
昼の部 11:00~15:30 (釜飯L.O.15:00)
・火・水・金・土
夜の部 17:00~21:00 (L.O.20:00)
・日・祝日 ディナー 17:00~20:00 (L.O.19:30)
※木曜日 定休日
〇住所
岐阜県岐阜市神田町3-12-2
(ぐるなび)⇒ 武蔵野本店(地図/写真/岐阜市/ラーメン・つけ麺その他) – ぐるなび

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