島根県中東部の出雲(いずも)市は、1941年(昭和16年)発足の旧出雲市が2005年(平成17年)に平田市及び4町と合併(のちに1町編入)して現市となり、出雲大社・須佐神社等の古代史・文化遺産が豊富な“神話の国”として知られています。出雲の地名は“八雲立つ”(雲が美しく湧き出る)の意味とされていますが、由来には夕つ方(夕日沈む西方)説・五面(いつも、出雲国と国引き造成の四ヶ国とで五面)説等の諸説もあります。出雲蕎麦(わんこ・戸隠と共に三大蕎麦)・あご野焼・島根ワイン・発祥の出雲ぜんざい・銘菓(俵まんぢゅ・宿禰餅など)等の名物がある市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店が残っています。
1918年創業、再仕込み醤油が自慢 持田醤油店
雲州平田駅から徒歩8分ほど、出雲駅から車で22分前後の場所、木綿街道沿いにある 持田醤油店。1918年(大正7年)に創業された醤油店です。同じ木綿街道沿いにある酒持田本店から木樽を譲り受け分家として創業されました。再仕込み醤油が自慢で、再仕込み醤油を使ったソフトクリームや焼きおにぎりのテイクアウトメニューもあります。
という、持田醤油店さんの外観です。昔ながら感がとても良い。
店頭にはこんな看板が。しょうゆソフトクリーム・焼きおにぎり・みたらし団子があります。
店内に入りました。お醤油のバリエーションがすごい…!お醤油欲しくなるなぁ。
店内には著名人のサインスペースもありました。木綿街道自体が取材が入りやすい場所のようで、その街道の入り口近くにある持田醤油店さんも良く取材を受けられるそうです。
お家に醤油ストックが沢山あるので、今回は焼きおにぎりを頂きました。
ででーん、再仕込み醤油がたっぷり塗られています。旨味が濃くてとても良い。
木綿街道に伺うのは初めてで、事前に調べずに伺ったのですが、町おこしで知られる場所のようで、若い人々が古民家を改装しイタリアンやカフェ等をオープンされていました。道を歩いているだけで、お店の方から挨拶される心地よい街で。そんなことを持田醤油店のおばあちゃんに話を聞いたところ、「若い人がきてね、とても気持ちの良い人で、その人が色々頑張っているのよ」とお話されていました。今回は滞在時間短めだったけど、木綿街道また行きたいなぁ。
———持田醤油店 基本情報———-
〇創業年 1918年創業 / 大正7年創業
〇営業時間
・8:30 – 18:00
※無休
〇住所
島根県出雲市平田町807番地
(公式サイト)⇒持田醤油店