三重県北部の員弁（いなべ）郡は、1879年（明治12年）の行政区画郡発足時には後の桑名市一部・いなべ市も含んでいましたが、現在は東員町（とういんちょう）のみが属しています。員弁は近畿中心に各地に居住した猪名部（いなべ、為奈部、大和朝廷の木工技術職渡来人）に由来し、江戸時代は桑名藩から同藩本多氏転封先の武蔵忍藩飛び地領（一時期は幕府領）でした。桑名市・四日市市・いなべ市に接する東員町は1967年（昭和42年）に東員村から町となり、名古屋市への通勤圏にある都市近郊農村です。鋳物（文鎮・置物等）・大豆蒟蒻・黒豆蒟蒻・もち麦ドーナツ・大豆ドーナツ・やぶさめ最中等の特産品・名物があり、町内には老舗の食品店が残っています。

1926年創業、地域の食材を使った蒟蒻作りを行う 水谷蒟蒻店

大木神社のバス停から徒歩1分ほど、東員駅から車で5分前後の場所にある 水谷蒟蒻店。1926年(大正15年)に創業された、蒟蒻の専門店です。蒟蒻はもちろんのこと、蒟蒻に地元食材を混ぜ込んだ黒米蒟蒻・大豆こんにゃくといった、ちょっと変わった蒟蒻を作られているのも特徴です。

という大豆こんにゃくを購入しました。国産のこんにゃく粉と東員町産の大豆粉を使って作られています。

今回は切ってお刺身として食べました。これ、いいかも。

蒟蒻は、ちょっとしたエグみがあるのが苦手なのですが、とはいえエグみがないとこんにゃくらしさが足らないしなぁ、なんて感じたりもします。ワガママかw。という意味ではこの大豆こんにゃくは豆乳っぽい味もあって美味しかったです。料理に使っても良さそう…！

—— 水谷蒟蒻店 基本情報———-
〇創業年　 1926年創業 / 大正15年創業
〇営業時間
・9:00-17:00
※日曜・祝日 定休日
〇住所
三重県員弁郡東員町大木７７９番地２
（公式サイト）⇒ 水谷蒟蒻店