酒ノみつや (三矢酒店)の裏手の角打ちで、マーフィーズ片手に寿司を食べる / 東京 阿佐谷南 1924年創業 (大正13年)

杉並区の阿佐谷地域は、桃園川の浅い低地だったことに由来。中世に阿佐ヶ谷氏一族が支配しており、伝統的にはJR駅名通りに“阿佐ヶ谷”と表記されていました。JR阿佐ヶ谷駅を境に阿佐谷南・阿佐谷北に分かれ、欅並木の中杉通りが南北に貫いていて南端に東京メトロ・南阿佐ヶ谷駅が立地しています。大正期頃から郊外住宅地として発展し、多くの文人が住み“阿佐ヶ谷文士村”と称されました。書店・古書店・ジャズ喫茶・ライブハウスも多く、駅周辺からは複数の商店街・飲食店街も連なり、8月の阿佐谷七夕まつりで知られる南口の大型アーケード商店街“阿佐谷パールセンター”からは“阿佐谷すずらん通り”に繋がり青梅街道に達します。この町にも老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが残っています。

1924年創業、角打ち店をはじめた老舗酒屋 酒ノみつや (三矢酒店)

南阿佐ケ谷駅から徒歩4分、阿佐ヶ谷駅から徒歩9分の場所にある 酒ノみつや (三矢酒店)。1924年(大正13年)に創業された酒屋さんで、近年はユニークな角打ちのお店として知られています。
※20年3月以降コロナ禍で角打ちは少人数の予約制になっているようです。

という、酒ノみつや (三矢酒店)さんの外観。外から見るとちょっと賑やかな酒屋さんって感じです。

角打ち併設店ですので、お酒を自分で選んで買って、角打ちのある裏手に持っていくスタイルです。クラフトビールが沢山並んでる…!で、なんとマーフィーズ発見しました。アイルランド第二の都市コークで作られている黒ビール(スタウト)です。アイルランドのスタウトといえばギネスですが、アイルランド南部はマーフィーズのほうがメジャーなのです(コークは3か月ほど滞在していたので、昔よく飲みましたw)。

で、缶詰系のおつまみもあります。いくつか購入。 で、店の奥から裏手に回ります。

マーフィーズをギネスのグラスに入れた図。コークでこんな飲み方すると怒られますw。

ルールが色々書いてあります。要約すると節度を守りましょう、ですね。

で、この角打ちの名物といえば、なんとお寿司が食べられるのです。おまかせにぎりとおつまみでなんと1000円!

ということで職人さんがいます。角打ちに寿司職人、凄い空間だw。元々早川さんが握る早川寿司というお名前でしたが、今は鮨川さんと名乗られています。こちらのFacebookページから予約等できますよ。

握っている方は早川さんのお弟子さんだそう。

出てきたのがこちら。少し小ぶりの5貫+おつまみで1000円。安すぎでしょ。

おつまみはぶりカマをオーダー。このセット1000円は凄い…。オーダーはしなかったのですがウニもありました。食べたかった…(単にオーダーし忘れただけですw)。
美味しかったのでもう1セットオーダー。何だか最高の空間だな。

店頭で買った缶詰も開けて食べました。うん、美味い。ちょうど良いアテですね。

角打ちはお酒と乾きものだけ、のケースが多いので、お酒をあまり飲まない僕はそんなに行かないんですけれど、こうやって職人さんがいる角打ちならば、むしろ通いたくなるな、って思いました。みつやさんの場合は、おつまみの価格を角打ちプライスに合わせてくれているのも嬉しい。こういうスタイルのお店、もっと増えてくれると嬉しいなぁ。

———酒ノみつや (三矢酒店) 基本情報———-
〇創業年  1924年創業 / 大正13年創業
〇営業時間
・[月~金] 11:30~22:30
・[土・祝] 11:30~20:00
・[日] 15:30~19:30
※定休日なし
〇住所
東京都杉並区阿佐谷南1-13-17 パークプレース 1F
(公式Twitter)⇒酒ノみつや (三矢酒店) 阿佐ヶ谷

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