和歌山県中部で、県の海岸線ほぼ中央部・日高川河口の御坊(ごぼう)市は、江戸時代は紀伊(和歌山)藩領で、1954年(昭和29年)に日高郡御坊町及び5村合併で発足し、1959年(昭和34年)の同郡印南町一部・1978年(昭和53年)の同郡日高町一部各編入で現市域となりました。御坊の地名は、戦火消失した天文年間(1532-55)建立の浄土真宗本願寺吉原御坊の後身として1595年(文録4年)に建立された御堂(現・西本願寺日高別院)が“日高御坊”・“御坊様”と称されたことが由来です。全国一生産高の麻雀牌(大洋化学)・さいころ・御坊人形・果物(温州蜜柑・八朔・西瓜・メロン等)・魚介(鯵・鯖・鰆・鮑・伊勢海老等)・釜揚げしらす・花卉(スイトピー・霞草・スターチスは全国一生産)・醤油・味噌・金山寺(徑山寺:きんざんじ)味噌・銘菓(つりがねまんじゅう・つりがねもなか・清姫煎餅・やきもち等)・芋焼酎・鯵なれ寿司・せち焼き(焼きそば溶き卵固め)等の特産品・名物・郷土食があり、市内には老舗の和菓子店・食品会社・醸造所(味噌・醤油)などが残っています。
1688年創業、廻船問屋として始まった 堀河屋野村
西御坊駅から徒歩3分ほど、御坊駅から車で10分前後の場所にある 堀河屋野村。1688年(元禄元年)に、堀河屋太兵衛氏が、堀河屋の廻船部門として新町エリアに移動してきたことが始まりです。2代目太兵衛氏の時代には蝦夷地への漂流等の困難を乗り越え、1741-1815年の3代目・太兵衛氏の時代に味噌・醤油屋としての礎を築かれたそうでです。
という、堀河屋野村さんへお伺いしました。土日お休みのため外観の撮影のみです。
入り口と思われる正面です。日差しが反射しまくっています。
この三つ星のロゴが素敵ですよね。
で、別の場所で購入した堀河屋野村さんの三ツ星醤油がこちらです。看板にあった3つの星が印象的ですよね。
瓶の裏側です。紀州堀河屋野村造と記載があります。
瓶の更に逆サイドです。元禄年間より昔ながらの手づくり本醸造とのこと。
という、三ツ星醤油をお皿に出してみました。濃口だけどすっきりしていて美味しい…!
和歌山といえば、たまり醤油に近いどろっと系が多い印象ですが、三ツ星醤油さんはいわゆる濃口醤油で、すっきりしていて美味しかったです。ちゃんと造られた美味しいお醤油感があってとっても美味しかった。今回は外観のみの撮影になってしまったので、次回は平日に訪問してお伺いしたいです。
↓記事とは別パッケージですが、三ツ星醤油さんのお醤油は楽天で購入できますよ。
|
——三ツ星醤油 (堀河屋野村) 基本情報———-
〇創業年 1688年創業 / 元禄元年創業
〇営業時間
・9:00-17:00
※土・日 定休日
〇住所
和歌山県御坊市薗743
(公式サイト )⇒ 三ツ星醤油 徑山寺味噌 堀河屋野村