北海道中央部の小樽市は、古くから北海道有数の港湾都市として栄え、慶長年間には蝦夷地南西部を支配していた松前氏の家臣が先住民族・アイヌと交易をする知行地(場所、商場:あきんば)がありました。小樽の地名由来には異説もありますが、小樽内川(札幌との市境の星置川下流)を指すアイヌ語の“オタ・オル・ナイ(砂浜の中の川)に由来するとされています。海産物に恵まれ、水産加工品・菓子・酒類等の食品関連業が盛んで、寿司店は市内に100店舗以上が点在し、老舗の飲食店・和菓子店・食品店が何軒も残っています。
1919年創業、北海道で初めてアイスを製造・販売した小樽美園
小樽駅から徒歩4分ほどの場所にある 小樽美園。1919年(大正8年)に、函館出身の漆谷勝太郎氏が、北海道初となるアイスクリームの製造に成功し創業されています。勝太郎氏は元々小樽で下駄屋を営み、夏に氷屋を始めて大ヒット。そこにやってきた外国航路の船員から、フランスで学んだというアイスの製法を学び、アイスクリーム屋を創業するに至ったそうです。当時は現在の値段でいう2000円程度する、高級な食べ物だったそうですよ。
という、小樽美園さんは昭和レトロを感じさせる店舗をお持ちなのですが、なかなか伺えないのでお取り寄せしました。こちらはモナカアイス。小樽運河愛す最中という名前です。 取り出した図。昔ながらの味って感じで美味い。 こちらは太正浪漫アイスモナカ。 見た目はおんなじですが、やや軽い食感。これも美味い。
カップアイスもあります。
ミルキーで美味しい。 こちらは大正浪漫アイスのカップ版。ミソノアイスクリームのフォントと、レトロな女の子のイラストが可愛い。クリームソーダ飲みたくなるねw。 ややピンボケですが中身です。食べやすさはこちらかな。
小樽美園さんのアイスは、北海道・赤井川村にある山中牧場の牛乳、蜂蜜ももちろん北海道産のアカシア蜜、ヨード卵の厳選素材を使ったアイスで、昔ながらのアイスの味って感じがします。最近流行りのリッチなアイスも美味しいけれど、こういうサッパリ系のアイスは、なんだか落ち着けるし美味しいよね。永遠に食べられる気がする。今度は店舗で食べたいなぁ。
お取り寄せは、うまいもんドットコムさんからしています。
—— 小樽美園アイスクリーム 基本情報———-
〇創業年 1919年創業 / 大正8年創業
〇営業時間
・10:30~20:30
※火曜日 定休日
〇住所
北海道小樽市稲穂2丁目12-15
(公式サイト)⇒ 小樽美園アイスクリーム