和歌山県有田郡は、古代からの安諦(あで)郡が平城天皇の諱(いみな、死後の尊称)・安殿(あて)に似て畏れ多いとして改称した在田郡の表記が江戸時代まで使われていました。湯浅町は天然の良港・湯浅広港が古来より産物の柑橘類等の物流の中心地で、熊野街道の宿駅としても栄えました。紀州蜜柑・塩鮭で富を築いたとされる江戸時代元禄期の豪商・紀伊国屋文左衛門の出身地です。田村蜜柑(有田蜜柑)・三宝柑等の柑橘類栽培やシラス・白魚等の漁業が盛んで、江戸時代より紀州藩の保護を受けて醸造業が発達し、濃口醤油・たまり醤油・金山寺味噌等で知られ“醤油発祥地の一つ”とされています。この町にも老舗の醤油製造・海産物販売を始め飲食店・和菓子店・食品店などが多数残っています。
1899年創業、創業以来湯浅町でしらす作りを続ける まるとも海産
湯浅駅から車で12分ほど、和歌山駅から車で1時間程度の場所にある まるとも海産。1899年(明治32年)に、しらすと醤油で有名な湯浅の地で創業した、しらす作りを120年以上続けられているお店です。今回は釜揚げしらすをお取り寄せしました。
こちらが届いた箱。銀鱗の輝というブランド名でしらすを販売されています。
箱にはお手紙が封入されていました。しらすの本場湯浅でしらす一筋でその技術を守り続けられています。期待値上がりますね! 箱を開けるとこんな感じでしらすが。今回は天日干ししらすを購入しました。
もう少しアップで。しらす、大好きなんですよねぇ。
私、どちらかというと釜揚げしらす派なんですけど、まるとも海産さんの推しは天日干しのようだったので、今回は天日干しをチョイスしました。
ご飯に載せた図。天日干し=やや硬めって印象があったんですが、まるとも海産さんのは柔くって甘くって美味しい!
しらす一筋120年のまるとも海産さんには、天日干し、釜揚げ、ちりめんの3種類があります。前述の通り、今回は天日干しを購入したのですが、干し具合が完璧で、柔らかさと甘みが最高のしらすでした。今度は釜揚げとちりめんも食べてみたい!
↓各種しらすを食べ比べできるセットもありました。
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—— まるとも海産 基本情報———-
〇創業年 1899年創業 / 明治32年創業
〇営業時間
・本社機能のため営業時間なし
〇住所
和歌山県有田郡湯浅町町田325
(公式サイト)⇒ しらす干し、釜揚げしらすなら和歌山湯浅のまるとも海産。絶品の手作り「しらす」お届けします。
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