丸市菓子舗の斗々屋茶碗は、お椀を模して作られた / 大阪 堺市堺区 1895年創業 (明治28年)

大阪府堺市北西部の堺区は、安土桃山時代に有力商人の会合衆(えごうしゅう/かいごうしゅう)が自治運営して繁栄した中世以来に環濠都市だった地域を含み、市役所等の官庁・シティホテル・百貨店等の商店が集積して市の中心部となっており、沿岸部には堺泉北(せんぼく)臨海工業地帯が広がっています。堺の地名は摂津・河内・和泉の三国の“境”に発展したことによるとされ、かつては“境”/“左海”とも表記されました。北・西・中各区にまたがる百舌鳥(もず)古墳群の一角の仁徳天皇陵(大仙陵古墳)を始め寺社・古跡も多く、中世の千利休・今井宗久・津田宗及等の茶の湯文化の伝統もあって多数の名物和洋菓子があり、市内には老舗の飲食店・和洋菓子店・製菓会社・昆布や醤油等の食品店などが数多く残っています。

1895年創業、千利休の街で利休にちなんだお菓子を作る 丸市菓子舗

大寺南門山之口前のバス停から徒歩6分ほど、堺駅から徒歩10分ほどの場所にある 丸市菓子舗 。1895年(明治28年)に創業した和菓子店です。堺市は千利休が生まれ育った街で、丸市菓子舗さんも利休にちなんだお菓子を複数製造販売されています。

という、丸市菓子舗さんの外観です。タイル調の外観が可愛いですね。

店内に入りました。生菓子や最中等をたくさん作られています。

真ん中に見えるのが斗々屋茶碗という、千利休が珍重したというお茶用の茶碗を模して作っています。結構なサイズ感…!

斗々屋茶碗は橿原神宮の神武天皇御祭神大前に奉納したお菓子だそうです。

店内は昔ながらの和菓子店の雰囲気が残っていてとても良い空間でした。

昔の店舗の絵も。こちらを見るとタイル調になったのはリニューアルされた後っぽいですね。

ということで、斗々屋茶碗を購入しました。

袋をあけるとこんな感じで箱が出てきます。

そして箱の中には斗々屋茶碗が。サイズ感伝わりづらいかもですが、かなり大きいです。

取り出した図です。

お皿に出しました。中々インパクトあるサイズですね。

切り分けた図です。柚子ベースの餡と小豆餡が2層になっていて、物凄く美味しかったです。

パンフレットも封入されていました。

右が斗々屋茶碗の本物ですね。当家所蔵品とあります。なるほど、それが元で作り始めたのですね。

斗々屋茶碗の説明文です。千利休が「天下の茶碗のすべてを合わせてもこの一碗に及ぶまい」と言わしめた名碗だそう。

斗々屋茶碗は大阪のイベントに持って行って、その場にいた人と食べていたのですが、堺出身の人がみんな知っていた知名度あるお菓子でした。私が買ったことあるお菓子の中で、圧倒的に大きく食べ切れるかやや不安でしたが、美味しいこともあって何人かで食べると一瞬で無くなりました。これ、また食べたいなぁ。

—— 丸市菓子舗 基本情報———-
〇創業年  1895年創業 / 明治28年創業
〇営業時間
・9:00 – 18:00
※日曜日 定休日
〇住所
大阪府堺市堺区市之町東1-2-26
(公式サイト)⇒ 和菓子|丸市菓子舗|堺市

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です