伝統的手法で沖縄そばを作り続ける きしもと食堂 / 沖縄 国頭郡本部町 1905年創業 (明治38年)

沖縄本島北部の沖縄県国頭(くにがみ)郡に属する本部町(もとぶちょう)には、昭和50年7月から同51年1月(1975-1976年)に沖縄国際海洋博覧会が開催された国営沖縄記念公園(海洋博公園)があり、園内には沖縄美ら海(チュらうみ)水族館が所在しています。町内を流れる塩川は小規模河川(全長約300m・川幅4m)ですが、国内唯一の高塩分濃度により、沖縄県復帰当日の昭和47年(1972年)5月15日付で国の天然記念物に指定されています。この町にも老舗の飲食店が残っています。

1905年創業、現存する沖縄最古の食堂 きしもと食堂

那覇空港から車で1.5時間~2時間程度の場所、本部町営市場近くに在る きしもと食堂。1905年(明治38年)に創業された、現存する沖縄最古の食堂になります。かん水を使わない、木灰の上澄みを使ってくる沖縄の伝統的手法を守り続けられているお店です。

この堂々たる食堂感。素敵ですよね。

こちらお店の看板。フォントが渋くってカッコよい。

店内に入りました。きしもと食堂さんは地元の超有名店で店内は芸能人の写真とサインでいっぱい!

壁はどの方向向いてもサインです。私が伺った日は、平日だったのでさほど込み合っていなかったのですが、土日は大行列が出来るお店だそうですよ。 こちらがメニュー。そば大 or 小と、手作りジューシーのみ。いやぁ、沖縄来たって感じがして大変良い! で、やってきました、そば小です。ジューシーも食べたかったので、小にしておきました。小といっても普通の一人前あるので十分です。蒲鉾もラフテー美味しい。

もうちょいアップの図。麺も汁も本当に美味しい。素朴なんだけれど、奥深い。あぁ、これが本当に美味しい料理だなぁとしみじみ感動。 そして手作りジューシー。こちらも素朴で旨い。ジューシーって豚肉の脂が程よく香って本当に大好きです。東京でももっと気軽に食べられるようになって欲しい!老舗食堂の活動を始めた時、47都道府県の老舗を制覇してやるぜー!って思いまずは沖縄から調べ、見つけたのが きしもと食堂さんでした。が、那覇空港から車で1時間以上!、かつ、公共交通手段がない、という結構リーチが難しい場所だという問題が…。

今回、本当にありがたいことに、かつてのお仕事仲間のお友達から車を出して頂けたおかげで、お伺いできることが出来ました。そんなお店の記事が、老舗食堂の1000記事目になります(みんな祝って!)。コロナ禍で動きづらい昨今ですが、老舗開拓これからも続けて、きしもと食堂さんみたいな素敵なお店に伺いたい!

———きしもと食堂 基本情報———-
〇創業年 1905年創業 / 明治38年創業
〇営業時間
・11:00~17:30(売切れ次第閉店)
※水曜日 定休日
〇住所
沖縄県国頭郡本部町渡久地5
(食べログ)⇒きしもと食堂 (きしもとしょくどう) – 本部町/沖縄そば [食べログ]

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