高知県東部で土佐湾に面する香南(こうなん)市は、2006年(平成18年)に香美(かみ)郡赤岡町・香我美町・野市町・夜須町・吉川村が合併して発足し、市名は市域が旧香美郡南部を占めていたことに由来します。古代には香我美郡/加々美郡(かがみのごおり)と称された香美郡は、土佐山を鏡のように映した水田・清流や方地地区に存在した鏡岩等から鏡に由来する郡名とされます。江戸時代は土佐藩領で、江戸初期に家老の野中兼山により本邦初の堀込港(陸地を掘り込み造成の港)として手結港可動橋で知られる手結内港(ていないこう)が造成されました。韮・山北蜜柑・シイラ(海面設置漁具の漬木により旋網漁・釣漁のシイラ漬漁業)・どろめ(生しらす)等のしらす・蒲鉾等の魚肉練り製品・蒟蒻・銘菓(お茶屋餅・果実大福等)清酒等の特産品・名物があり、市内には老舗の和菓子店・食品店・酒蔵などが残っています。
1900年創業、地元で伊勢屋と呼ばれ愛される 河村かまぼこ店
香我美駅から徒歩11分ほど、高知駅から車で30分前後の場所にある 河村かまぼこ店。1900年(明治33年)に創業された蒲鉾店です。元々の屋号は伊勢屋さんだったそうで、今も伊勢屋さんと呼ぶ方も多いのだとか。沢山の種類の練り物を作られておりますが、一番人気はゆで卵が丸っと入った大丸のようです。
という、河村かまぼこ店さんの蒲鉾を色々とお取り寄せしました。
まずは、大丸から。中にゆで卵が入った練り物です。
切り分けるとこんな感じ。見た目が初日の出を連想させることから、お正月等のおめでたい日に食べられるそうですよ。卵と練り物って相性良いなと改めて思いました。
そして、すまきです。四国独特の練り物ですね。名前の通り、簀(す)で巻いたような形になっています。
切り分けた図。前に食べたすまきは、穴が空いていなかった記憶があるのですが、どっちが主流なのかしら。
そして、ちくわです。王道の味!
河村かまぼこ店さんの大丸は、楽天で見つけてその見た目に一目惚れしました。見た目だけでなく、味も当然最高で。その後ネットで調べて見ると、にんにくが丸っと入ったにんにく天等も人気なのだとか。高知駅からさほど遠くないので、いつか行きたいなぁ。
↓河村かまぼこ店さんの大丸は、楽天でお取り寄せできますよ。
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——- 河村かまぼこ店 基本情報———-
〇創業年 1900年創業 / 明治33年創業
〇営業時間
・9:00-17:00
※日曜日 定休日
〇住所
高知県香南市香我美町岸本52-1
(香南市観光協会内公式ページ)⇒ 河村かまぼこ店 – 香南市観光協会